
ヨーロッパって、水よりビールのほうが安い国があるって聞いたけど、本当?
そんなに安いビールがあるなら、どんなビールか知りたいなぁ…!



私はヨーロッパ在住でいろいろな国のビールを日々研究していますが、実際に今日、チェコビールが500mlの瓶で、なんと69セント(=約110円)で売られていたんです。
日本ではなかなか考えられない安さですよね?
そこで今回は、日本とヨーロッパのビールの値段を比べながら、「本当に水よりビールが安いの?」 「どの国でビールが安く買えるの?」 そして「なぜそんなに安いのか?」をわかりやすく解説します♪
110円くらいで買えてしまった
チェコビールがこちら


ちょっと警戒したけど、普通に美味しかった…。
- The credibility of this article


当ブログの筆者はヨーロッパ在住、海外歴5年超。中東での“禁ビール生活”を経て出会った本場の一杯に心を奪われ、気づけば1,000本以上の現地ビールを飲んできました。
元法人営業の情報収集力と、3つのブログ・SNS運営で培った発信力を活かし、「ただの酒好きでは終わらない本気のビール愛」でリアルな情報をお届けします。
I hope you will take the time to look at it🙇♀️
まずは日本のビールの値段をチェック


日本のコンビニやスーパーでよく見かける350ml缶ビールはおよそ250円前後.500ml缶や瓶になると300円前後It will be.
クラフトビールになると、500円以上するものも珍しくありません。
日本のビールは「酒税」が高いため価格が上がっています。例えば500mlビール1本250円のうち、約100円が税金。価格の約40%が酒税is.
そのため、スーパーで売られるミネラルウォーターよりビールの方が高いのが普通なんです。
スーパーでの「アサヒ スーパードライ」参考価格
以下、お馴染みイオンネットスーパーで確認した価格です。
商品内容 | 税込価格 |
---|---|
500ml 単品 | 278円 |
500ml 6本パック | 1,569円 (1本あたり261円) |
※2025年6月24日時点の価格。小数点以下切り捨て。



まとめ買いしても500ml缶1本分で260円以上。
In Japan水よりビールが高いのは当たり前のことですよね。
ヨーロッパでは「水よりビールが安い」は本当?


結論、ヨーロッパの一部の国では実際に「水よりビールの方が安い」ことがあります!
especiallyCzech RepublicorPoland,ハンガリーなどの東欧諸国、そしてドイツの一部地域(ミュンヘンなど)でその傾向が強く見られます。
チェコのスーパーでビールと水の価格を比較してみた
今回はチェコの大手スーパーAlbert(アルバート)のオンラインサイトで、ビールとミネラルウォーターの価格を調査しました。500ml缶のビールと水の値段を比べてみると、驚きの結果が見えてきました。
商品名 | 価格(チェココルナ) | 日本円換算(約1.6倍) |
---|---|---|
Pilsner Urquell | 28.9 Kč | 約196円 |
Budweiser Budvar | 22.9 Kč | 約155円 |
Kozel Dark | 18.6 Kč | 約126円 |
最安ビール (Klasik Pivo světlé výčepní) | 10.9 Kč | 約74円 |
ミネラルウォーター (Mattoni) | 16.9 Kč | 約114円 |
※2025年6月24日時点の価格。小数点以下切り捨て。
この表を見ると、定番のピルスナー・ウルケルなどは少し高めですが、とりわけお安いチェコの日常ビールは500mlで約74円。対して、スタンダードなミネラルウォーター「Mattoni」は114円.
In other words,水よりビールのほうが安いことはたしかにある!ということなんです。
ただし、これはあくまで現地で一般的な「Mattoni」という特定のミネラルウォーターと比較した場合です。ヨーロッパには水のブランドも多く、種類や購入場所によって水の価格は大きく変わります。もっと安い水と比べた場合などはビールが水より安いとは限りませんのでご注意くださいね。
10.9 Kč
=約74円のビール


Klasik Pivo světlé výčepní
他にもお安いビールがたくさん
ビール好きの天国…!





先ほど見た日本のアサヒスーパードライと比較すれば、4つのビール全て安いThat's right.
一般的なミネラルウォーターと比較しても、チェコのビールは非常に安く手頃に楽しめる飲み物であるということがよくわかりました!
なぜヨーロッパはビールが安いのか?


ヨーロッパの一部の国では、どうして「水よりビールの方が安い!」という驚きの現象が起こるのか、理由を解説します。
理由① 地元でたくさん作られているから
ヨーロッパの中でも特にチェコやドイツなどの国では、地元でビールが大量に作られています。地元産のビールは輸送コストがかからず、スーパーやお店に安く届けられるため、値段が低く抑えられます。
また、地元のビール工場が多いため、競争も激しく、より安くて美味しいビールがたくさんあります。これがビールが水より安く買える理由の一つです。
理由② ビールが日常的に飲まれている
たとえばチェコは国民一人あたりのビール消費量が世界で一番多い国(しかもダントツ!)として知られています。つまりチェコではたくさんの人がビールをよく飲むため、ビールの需要が高く、お店やメーカーは安い価格でビールを提供しやすくなっています。これが「水よりビールが安い」という現象にもつながっています。
理由③ 税金の仕組みが違う
前述の通り、日本ではビールに高い酒税がかかりますが、ヨーロッパの多くの国ではビールの税金が日本ほど高くありません。
そのため、ヨーロッパではビールが比較的安く販売されていて、水より安くなることもあるのです。
理由④ 水の値段が高いことも多い
日本は豊富な水資源と発達した流通網、激しい価格競争のおかげでミネラルウォーターが手ごろな価格で買える国です。500mlのミネラルウォーターが100円〜150円くらいで手に入ることが多く、手軽に買いやすい価格設定になっていますよね。
一方、ヨーロッパの国々では、特に炭酸水やフレーバー付きのミネラルウォーターが人気で、これらは日本の普通の水より値段が高めです。500mlで150円〜200円以上することも珍しくありません。
また、商品の種類や人気の違い、輸送コスト、税金、そして地域ごとの水の質や採水方法の違いも価格に影響しています。
つまり、日本は「水が安く手に入りやすい国」と言えますが、ヨーロッパではビールより水のほうが高くなるケースもあるのです。



この特徴を知ると、ヨーロッパのビール文化や暮らし方の一端が見えてきますね!
ビール好きにはありがたい環境だなぁ…
安いビールはまずい?


安いビールは品質が悪いのでしょうか?
答えは「いいえ」です。実際に筆者が飲んだ経験では、地元の安いビールでも十分に美味しいものが多いです。
とくにチェコやドイツのビールは味のバランスがよく、世界的にも評価が高いものがたくさんありますよ。
例えば先ほど登場したチェコのスーパーでよく見かける「Klasik Pivo světlé výčepní(クラシック ピヴォ スヴェトレ ヴィツェプニー)」は500ml缶で74円ほどでしたが、ライトで飲みやすく地元の人にも人気のスタンダードなビールis.
また、冒頭の110円ほどで買えたチェコのSamsonは、伝統的な製法と現代技術が融合した高品質なビールin,爽やかな飲み口と豊かなコクが地元でも愛される人気ブランドis.
こうした東欧のビールは地元で大量生産されているため、品質も安定していて安心して飲むことができます。



日本にいると考えられないくらい、美味しいビールがお安く、日常的な飲み物として手に入りやすいんですね!
西欧・北欧諸国のビール事情はどうなの?
イギリス、フランス、スペインなど西欧諸国や、北欧諸国では「水よりビールが安い」ということはあまりありません。
西欧・北欧のビールが高い理由
- 物価全体が高い
西欧・北欧諸国は東欧諸国に比べて生活費や賃金が高く、それに伴い商品価格も全般的に高めです。ビールも例外ではありません。 - 税金・酒税が高い
西欧諸国では東欧よりもビールにかかる税金や酒税が高い場合が多く、その分価格に反映されています。 - 観光地や都市部の影響
ロンドン、パリ、バルセロナなどの観光地や大都市では、観光客向けの価格設定や家賃の高さがビール価格に影響しています。



こうした理由で、西欧や北欧の国では「水よりビールが安い」という現象は東欧ほど一般的ではなく、どちらかというと「水もビールも高い!」ということが多くなります。
ビール大好きな海外在住者としては、少し辛いところです…
有名なビールの値段も国ごとで違う


actually,同じビールでも国によって値段に差が出ることは、ヨーロッパではよくあるんですよ。
たとえば「Pilsner Urquell」のようなチェコ産ビールは、チェコ国内では30コルナ(約190円)前後で買えますが、これがドイツに行くと1.5ユーロ(約260円)前後になり、フランスやイギリスでは2〜3ユーロ(約340〜510円)ほどに跳ね上がることもあります。
同じビールでも国によって値段が違う理由
- 輸送コスト
生産国から遠いほど輸送費が上乗せされます。 - 税制度の違い
酒類にかかる税率は国ごとに異なり、それが価格に反映されます。 - 販売チャネル
スーパーか輸入ショップかによっても価格差が出ます。 - 現地での需要やブランド価値
希少な輸入品として高級ビール扱いされる場合もあります。



ビール通でも、日々のビールはなるべく安く楽しみたいですよね!
ヨーロッパで安くビールを楽しむには?


ヨーロッパでビールをお得に楽しみたいなら、ちょっとしたコツがあります。
まず第一におすすめなのはスーパーやディスカウントストアでの購入。特にチェコやドイツ、ポーランドなどの中東欧地域では、地元ビールが信じられないほど安く手に入ります。500ml缶が100円以下ということもざらにあります。
Also,大手チェーンのプライベートブランド(PB)ビールor,ローカルな小規模醸造所の製品も狙い目です。知られていないけれど美味しくてリーズナブルなビールが多く、旅先ならその土地の味を感じるチャンスにもなりますよ。
moreover,現地の人が通うローカルパブor,ハッピーアワーを活用するのもポイント。観光地の中心部を少し外れるだけで、ぐっと値段が下がることもあります。
そして最後に、海外在住の筆者のように基本は「おうちビール派」になるのもおすすめ。スーパーで数種類買って、家で飲み比べを楽しむのもヨーロッパならではの贅沢ですよ。
ヨーロッパの外食時のビールの価格はどう?


ヨーロッパの外食時のビールの価格は、実際のところ、国や地域によって大きく異なります。
例えば、2025年の物価高の影響で、イギリスのパブではビール1パイント(約568ml)が平均5ポンド(約900円)を超えるなど、西欧諸国ではビールの価格がかなり上昇We are doing it.
this is,税制の強化or環境規制によるコスト増,最低賃金の引き上げなどの経済的要因が重なった結果です。
一方、チェコやポーランド、ハンガリーなどの東欧諸国では、地元産ビールが豊富でビール文化も根強いため、外食時のビール価格は比較的リーズナブルに保たれています。地元で大量に生産されていることや、生活に密着した飲み物として定着しているためです。
このように、ヨーロッパのビール価格は地域差が大きく、西欧では物価高により外食のビールが高めになる傾向がある一方、東欧ではまだ手ごろな価格で楽しめる場合が多いというのが現状です。
まとめ:ヨーロッパでは本当に「水よりビールが安い」国がある!
この記事では、日本とヨーロッパにおけるビールと水の価格差に注目しながら、特にチェコや東欧諸国では本当にビールの方が安いという実例をご紹介しました。
日本ではビールにかかる税金が高く、「安くて美味しいビール」はなかなか見つかりませんが、ヨーロッパ、特に東欧では地元生産の定番ビールが500mlで100円以下!という驚きの世界が広がっていることも。
これは「ビールが日常の一部」である文化や、税制、物価の違いなど、複数の理由が組み合わさった結果です。
しかも、安いからといって味が悪いわけではなく、むしろ飲みやすくそれでいて味わい深いビールが多いのもヨーロッパビールの魅力。
旅好き・ビール好きの方なら、一度は現地で味わってみてくださいね〜!旅先で味わう一杯のビールは、きっと特別な思い出になりますよ。
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