ラーデベルガーは、ドイツならではのキレのある味わいと爽やかな苦味が特徴のピルスナービール。
チェコ生まれのピルスナーをドイツで独自に進化させた結果、長い歴史の中でドイツ国内外の人々に愛され続けています!
Radeberger(ラーデベルガー)の基本情報
ビールの種類 | ピルスナー |
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アルコール度数 | 4.8% |
原産国 | ドイツ |
発売年 | 1872年 |
色 | 淡い黄金色 |
味わい | すっきりとした苦味と爽やかな飲み口 |
特徴 | ドイツを代表するピルスナー、バランスの良い麦の風味と軽やかな飲みやすさ |
Radebergerは、爽やかで軽い口当たりと控えめな苦味が特徴のピルスナーです。どんな料理にも合いやすく、特に肉料理や塩味の効いたおつまみと抜群の相性を楽しめます。
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Radeberger(ラーデベルガー)の誕生秘話
ラーデベルガービールは、ドイツでピルスナーの醸造を始めた名門ビールで、現在もラーデベルクのみで生産されています。
1872年、5人の地元の有力者たちが、当時の低品質なビールを改善するために醸造所を設立しました。創業メンバーは、土地所有者、織物工場の経営者、市長、弁護士、会計官などで、ビールの経験はありませんでしたが、より良いピルスナーを作ろうと努力しました。
ピルスナーの品質向上のために、ボヘミア産の元祖ピルスナーと比べて改良を重ね、やがてその品質を上回るビールを完成させます。ラーデベルク産ピルスナーの人気が高まると、ピルゼン市が「ピルスナー」の名称を独占しようと訴訟を起こしましたが、1913年に「ラーデベルガー・ピルスナー」としての名称が認められました。
ザクセン王フリードリッヒ・アウグスト3世やビスマルクもラーデベルガーの愛飲者でした。また、ドレスデンのセメーパーオーパー劇場とも長年協力し、若手芸術家の支援を行っています。
19世紀末には、ラーデベルガーはニューヨークを皮切りに世界に広がり、「ラーデベルガー輸出ビール醸造所」として成長していきました。
チェコのピルスナーウルケルがピルスナーの元祖じゃないの?
ご承知の通り、ピルスナーの元祖は「ピルスナーウルケル」です。ピルスナーウルケルは1842年に現在のチェコ(当時のオーストリア帝国)ピルゼン(Plzeň、プルゼニュ)で誕生し、世界初の淡色のラガービールとして有名になりました。
ラーデベルガーは、このピルスナーウルケルに触発されてドイツでピルスナーを醸造し始めたブランドの一つで、1872年にピルスナー風ビールの醸造を開始しています。そのため、ピルスナーの「元祖」はピルスナーウルケルですが、ラーデベルガーは「ドイツにおけるピルスナービールの先駆者」という位置づけです。
ドイツでは、ラーデベルガーがピルスナーのスタイルを広めたことでピルスナーが広がり、人気のあるビールスタイルとして定着しました。その意味で、ラーデベルガーはドイツにおけるピルスナー文化の発展に大きく貢献したブランドです。
Radeberger(ラーデベルガー)のラベルの秘密
Radebergerのラベルは、ビールの歴史と伝統を感じさせるデザインです。シンプルなロゴには、ビールに対する誇りが表れています。また、ザクセン州を象徴するマークや「Radeberger Pilsner」という文字が特徴的で、ピルスナービールとしての純粋な品質と味わいを伝えています。このラベルデザインは、瓶を見ただけで「本場ドイツのビール」としての風格を感じられます。
Radeberger(ラーデベルガー)の特徴と味わい方
このビールを美味しく味わうためには、まず冷やしてから飲むことがおすすめです。冷蔵庫でしっかりと冷やし、5〜7度ほどの温度が最適で、キレとホップの香りがより引き立ちます。また、ラーデベルガーは細長いピルスナーグラスに注ぐと泡が美しく立ち、閉じ込められた香りが口に含んだときにふわりと広がるため、より豊かな味わいが感じられます。
合わせる料理としては、プレッツェルやソーセージ、フライドポテトのようなシンプルで塩味の効いたものがぴったりです。ドライで爽やかな後味が料理の味を引き立て、喉ごしの良さがどんなシーンでも気持ち良く味わえます。
現在の日本におけるRadeberger(ラーデベルガー)の位置づけ
現在の日本において、ラーデベルガーは「ドイツビールの中でも本場らしさを楽しめるピルスナー」として位置づけられています。日本でもラガーやピルスナータイプのビールは広く親しまれていますが、その中でもラーデベルガーは、特にドイツらしいキレと洗練された苦味で、ビール愛好家や海外ビールに興味のある人たちに支持されています。
ラーデベルガーは、クラフトビールが注目を集める中、伝統的なドイツのビールの魅力を提供する存在でもあります。ピルスナーウルケルやベルギービールのように輸入ビールの定番として広く認知されているわけではありませんが、輸入ビールを扱う専門店や一部の高級スーパー、ドイツ料理レストランなどで入手可能です。ラーデベルガーは、品質の高いピルスナービールとして、また本場ドイツの「定番の味」を楽しむ選択肢として評価されています。
特に日本では「料理に合わせやすいビール」として、ラーデベルガーの軽やかな味わいと程よい苦味が料理の邪魔をせず、幅広い料理とペアリングが楽しめる点も魅力です。そのため、自宅での「おうちビール」としても、食事との相性を重視する層に注目されています。
まとめ
ラーデベルガーは、1872年から続く歴史あるドイツのピルスナー。軽やかな味わいとバランスの良い苦味が特徴で、どんなシーンでも飲みやすいビールです。ドイツの伝統とこだわりが詰まったRadebergerで、爽やかなひとときを楽しんでみてはいかがでしょうか。
\ 2ケース(48本)だとなんと1本あたり182円で味わえます /