【実飲レビュー】Gösser(ゲッサー)ってどんなビール?意味は?


ビール消費量が世界的に高く、多様な地ビール文化を持つビール大国のオーストリアで、Stieglと合わせて大定番のビールです。
読み方は、ゴッサーじゃなくてグッサーでもなくて、「ゲッサー」なので発音には気をつけて♪
Gösser(ゲッサー)の大定番
メルツェンを実際に飲んでみた!




ホテル内のレストランで飲んだゲッサービール。



私がこのビールを飲んだ感想は、まろやかでバランスの取れた味わいがとても心地よい!です。
泡立ちがクリーミーで、味は軽やかでありながら深みも感じられ、後味がすっきりとしています。
特別な強い特徴はないけど、シンプルで気取らない美味しさが料理とも相性抜群。どんなシーンにもぴったりなビールだと感じました。
オーストリアらしいメルツェンの味わいが楽しめる、まさに地元の誇りを感じる一杯です!
オススメ度: ★★★★☆(4/5)
Gösser(ゲッサー)の基本情報


ビールの種類 | メルツェン(ラガー) |
---|---|
アルコール度数 | 5.2% |
原産国 | オーストリア |
創業年 | 1860年 |
色 | 黄金色 |
味わい | バランスの取れたモルトの甘みと軽やかな苦味 |
特徴 | オーストリアの伝統的なラガー、飲みやすさが魅力 |
Gösserはオーストリアのシュタイアーマルク州で誕生したビールで、豊かな麦芽の香りと軽やかな飲み口が特徴です。特に、Gösserのメルツェンビールはオーストリアを代表するビールの一つとして、多くのビール愛好家に支持されています。
Gösserビールにおいて、ゲッサー醸造所の生産量約70%を占めているのが、この「メルツェン」。それ以外にも、Biostoff(オーガニック)、レモン風味のラドラー、ヘレスなど多数の種類があります。
\ スタンダードなピルスナータイプから試す /





こちらはメルツェンではなく、軽やかで爽やかな味わいが特徴のピルスナータイプ。
厳密にはメルツェンとは少し違う種類のビールですが、いずれも幅広い人に好まれるタイプのラガービールです。
【現地限定1】Gösser(ゲッサー)のラドラーを飲んでみた


先日、Gösser(ゲッサー)のラドラー(Natur Radler)を試してみました。
ラドラーはビールとレモネードを混ぜた爽やかなドリンクで、暑い日やアウトドアにぴったりです。
実際に飲んでみると、ビールのほのかな苦味にフレッシュなレモンの香りが合わさり、ゴクゴクと飲める軽やかさ。ほんのり甘く、後味もすっきりしていて、まさに夏の一杯にぴったり!
オーストリアでは特にウィーンやザルツブルクなどの都市部だけでなく、アルプスのリゾート地やビアガーデンでも親しまれており、地元の人々はもちろん観光客にも人気のドリンクです。



普段ビールをあまり飲まない人でも楽しめる味わいですよ。
【現地限定2】Gösser(ゲッサー)のヘレスも飲んでみた


オーストリアの現地でしか味わえない、Gösserの「ヘレス(Helles)」も飲んでみました。
淡く透き通った黄金色が美しく、麦芽のやさしい甘みとほのかなホップの香りが絶妙に調和しています。苦味は控えめで、とても飲みやすく、毎日の食事やリラックスタイムにぴったりの一本です。
すっきりとしているのに味わい深く、地元の人たちに愛される理由がよくわかります。オーストリアに行く機会があればぜひ試してほしいおすすめの一杯です。



夏が近づいてきたこの日、焼きそばやスイカと一緒に楽しむのも、また最高でした〜♪


焼きそばとスイカで完全に夏気分♪
【現地限定3】Gösser(ゲッサー)のこだわり無濾過シリーズ


先日、オーストリアのスーパーでふと見かけて思わず手に取ったのが、Gösserの無濾過シリーズ「Dunkel」と「Hell」でした。普段あまり見かけないビールだったので、現地ならではの味わいを楽しんでみたいと思い、さっそく飲んでみることに♪


Dunkelは深い栗色の濁りが印象的で、モルトの香ばしさとカラメルの甘み、チェリーやデーツのような柔らかなフルーツ感が重なり合います。
口当たりは驚くほどまろやかで、飲みごたえも十分。重すぎず、しっかりとした味わいを楽しみたいときにぴったりの一本です。
日本ではまだあまり見かけませんが、本場のヨーロッパビールを味わいたい人にはぜひおすすめしたいビールです。


一方でHellは、澄んだ黄金色が美しく、麦芽の優しい甘みと爽やかなホップの香りがバランス良く広がります。
Dunkelよりも軽やかで飲みやすく、毎日の晩酌やアウトドアにもぴったり。
無濾過ならではの自然な旨味が口の中に広がり、すっきりとした後味が心地よい一本でした。
この無濾過シリーズは、どちらもGösserの伝統と品質へのこだわりが詰まっていて、日本ではまだ珍しい存在です。だからこそ、現地で飲むとその鮮度と味わいに感動し、「これが本場の味か!」と素直に驚いてしまいました。



こちらも、もしオーストリアやヨーロッパのスーパーで見かけたら、ぜひ迷わず試してみてくださいね。
無濾過ビールの魅力をたっぷり味わえる、おすすめの2本です!
Gösser(ゲッサー)ビールの誕生秘話


オーストリアを代表するビール「Gösser(ゲッサー)」の起源は、約1000年にアデューラ伯爵夫人がムール川沿いに設立したゲス修道院(Das Nonnenstift Göss)に遡ります。この修道院では、修道女たちが地元の原料を使い、伝統的な手法でビールを醸造していました。
1860年、実業家マックス・コーバーによって修道院醸造所が再稼働し、ゲッサービールの歴史が新たに始まります。
とくに1893年の株式会社設立や1920年代の技術革新を経て、ゲッサーは国際的にも評価されるビールブランドとなりました。
第二次世界大戦による困難を乗り越えたゲッサーは、1955年のオーストリア国家条約調印式で「Gösser Spezial」が提供されるなど、重要な場面でオーストリアを代表する存在として輝き続けました。
現在、醸造所は国内でも最も近代的な設備を持つ醸造所の一つとして、伝統と革新の両方を体現しています。
Gösser(ゲッサー)の名前の意味は?
Gösser(ゲッサー)の名前は、前述の通りビールが発祥した地であるオーストリアのゲス(Göss)修道院に由来します。この修道院は、11世紀に設立され、長い歴史の中でビール醸造の文化が育まれてきました。
「Gösser」は、その修道院と地域にちなんで名付けられたブランド名で、その地域特有の清らかな水と麦芽を使用していることを象徴しています。
Gösser(ゲッサー)のラベルの秘密


Gösserのラベルで特に目を引くのは、その特徴的な緑色です。Gösserといえば、この緑!と言っても過言ではありません。
この緑色は、ビールの爽やかさや自然とのつながりを象徴しているようです。また、オーストリアの美しい自然環境や、特にゲッサー醸造所が位置する地域の緑豊かな風景を反映しているとも言われています。
緑はまた、新鮮さや質の高さを感じさせる色として、消費者に信頼感を与える色でもありますね。
日本におけるGösser(ゲッサー)ビールの位置づけ
Gösser(ゲッサー)は、日本ではまだそれほど知られていないものの、ヨーロッパの伝統的な製法で作られる本格派の輸入ビールとして注目されています。
日本では流通量が限られているため、普通のスーパーでは見かけません。代わりに、輸入ビールを専門に扱うお店やオンライン通販などで見かけることも。だから、「ちょっと特別なビール」として、ビール通や海外ビールファンが楽しめる存在になっています。
また、Gösserの味わいは、軽すぎず重すぎず、麦芽の甘みと爽やかさがちょうどよく調和しています。そうしたバランスの良さは、若い世代に人気のフルーティーなクラフトビールとは少し違い、伝統的なヨーロッパビールの味を好む中高年層や、海外ビールに詳しい人たちに特に支持されやすいでしょう。



日本でもクラフトビールや多様な輸入ビールがますます盛り上がる中で、今後はGösserのような本格派ヨーロッパビールの人気がさらに高まっていくことを願っています!
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Gösser(ゲッサー)の特徴と味わい方


Gösser(ゲッサー)の大きな特徴は、バランスの取れたモルトの甘みと軽やかな苦味です。使用されているホップは高品質なものを使用しており、香り高いビールに仕上がっています。また、Gösserはクリアな黄金色で、見た目の美しさも魅力の一つです。
Gösserを楽しむ際は、6〜8度程度にしっかり目に冷やしてグラスに注ぐことで、その香りと味わいを最大限に引き出せます。
とくに脂っこい料理やグリル料理との相性が良く、ビールの苦味が料理の風味を引き立ててくれますよ。
SNSにはこんな声も
Cooper Ale's に年始のご挨拶。
— Dai🍺 (@daichance) January 11, 2025
まずはGösser
爽快な飲み口で香ばしく軽くホップの苦味もあり美味しい。 pic.twitter.com/jPTbbAOZQP
旅の予習をするつもりが脊髄反射的に朝ビー
— ぽ (@kurukkr) January 1, 2025
ハンガリー国鉄の食堂車で出る生ビールの銘柄はオーストリアのGösser
澄み切った味はドイツビールよりも好みかも……(誰得情報? pic.twitter.com/uzz9W7IKQl
まとめ
Gösserビールは、オーストリアのビール文化を代表する存在であり、そのバランスの取れた味わいと飲みやすさは、多くのビール愛好家に愛され続けています。この記事を通じて、Gösserの歴史や特徴、味わい方について理解していただけたでしょうか?
ぜひ次にビールを選ぶときには、Gösserを手に取ってみてくださいね!