現地発!ヨーロッパビールの”生”ブログ

ピルスナーウルケル醸造所ツアー体験記【世界一楽しい社会科見学】

ピルスナーウルケル醸造所ツアー体験記【世界一楽しい社会科見学】
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ビールファンなら一生に一度は訪れたい、チェコ・ピルゼン(プルゼニ)のピルスナー・ウルケル醸造所

ついに昨日、念願叶って醸造所ツアーに参加することができました。

本記事では、現地で撮ってきた写真を交えながら、その感動の体験を熱々のままお届けします!


  • 本記事の信憑性

当ブログの筆者はヨーロッパ在住、海外歴5年超。中東での“禁ビール生活”を経て出会った本場の一杯に心を奪われ、気づけば1,000本以上の現地ビールを飲んできました。

元法人営業の情報収集力と、3つのブログ・SNS運営で培った発信力を活かし、「ただの酒好きでは終わらない本気のビール愛」でリアルな情報をお届けします。

じっくりご覧いただけますと幸いです🙇‍♀️

目次

まずは結論、ツアーに参加してわかったこと3つ

結局、このツアーはどんなものだったか? 簡潔にお伝えします。

ピルスナーウルケル醸造所ツアーでわかったこと3つ

五感で楽しめるビールの世界

香りや温度、仕込み釜や樽の迫力など、写真では絶対に伝わらない体験ができます。

樽からグラスに直送の無濾過ビールが極上

ツアーの最後に、地下セラー(貯蔵庫)で樽から直接注がれる無濾過ビールを味わえるのが最高のクライマックス。ビール好きにはたまりません!

これだけでもツアー代の元がとれると評判です。

一人でもグループでも楽しめる

ガイド付きで流れに沿って見学できるので、一人でも存分に楽しめます

実際に私は女一人でツアーに参加しました。周りはグループばかりですが、本人が気にならなければ問題なしです。

子連れ参加についてはこちらから。

著者 みゃーこ

この体験を通して、ビール好きに育ててくれた両親、そして私のビール愛を理解&協力してくれる家族に改めて感謝したほど感激の1日となりました。

ピルスナー・ウルケル醸造所とは?

ピルスナーウルケル

基本情報

  • 正式名称:Pilsner Urquell Brewery(ピルスナー・ウルケル醸造所)
  • 所在地:チェコ共和国、ピルゼン(プルゼニ)市(住所・地図はこちら
  • 創業年:1842年(日本の江戸時代末期、ペリー来航前)
  • 特徴:世界初のピルスナービールを製造した醸造所

ピルスナー・ウルケルは、何がスゴい?

  • 世界で初めて「ピルスナータイプ」のビールを商業的に成功させた場所。
  • 創業以来、伝統的な製法を守りながら現代的な醸造設備を導入。
  • ビールの透明感やホップの香りの特徴は、ここで確立されたレシピに由来。

ピルスナー・ウルケル醸造所ツアーの特徴

ピルスナーウルケル醸造所のツアーに参加する際の注意点
  • 参加費は 380 Kč(ざっくり約2,500円)、ツアーの所要時間約110分

  • 歴史的な仕込み釜や醸造設備の見学が可能

  • 樽から直接注がれる無濾過のピルスナー・ウルケルの試飲もできる

  • 醸造所ツアーは英語、チェコ語、ドイツ語、イタリア語対応

  • 2024年には「ヨーロッパで最も優れた醸造所ツアー」として表彰
著者 みゃーこ

英語に自信がない方も、とくに発言や質問など不要であれば、問題なさそうでしたよ。

もちろん説明を理解できた方が楽しめますが、ビール愛が勝る方は、勇気を持って参加してみてくださいね。

ピルスナー・ウルケル醸造所ツアーの予約方法

ピルスナー・ウルケル醸造所ツアーの予約方法

英語ツアーはとくに観光客に人気なので、週末や観光シーズンは当日現地でのチケット入手は不可能なことが多いです。

なるべく事前にオンラインで予約してから行きましょう

1. オンライン予約

  1. 公式サイトの予約ページにアクセス
  2. 「Buy Tour」ボタンをクリック
  3. 希望日と時間、言語(英語、チェコ語、ドイツ語、イタリア語など)を選択
  4. 人数を入力し、チケットを購入
著者 みゃーこ

クレジットカードで支払い可能。

予約後に確認メールが届くので、その画面を当日現地で提示すればOKです。

2. 現地購入

  • 醸造所のチケットオフィスで直接購入もできる
  • 空きがあれば当日でも参加できるけど、週末や観光シーズンは事前予約がおすすめ

ピルスナー・ウルケル醸造所の場所

ピルスナー・ウルケル醸造所は、以下の場所に位置しています。我が家は車で行きましたが、電車でもアクセスできます。

醸造所の住所
U Prazdroje 7, 301 00 Plzeň, Czech Republic
(Googleマップへ)

著者 みゃーこ

プラハから電車で約1時間半の距離にあり、最寄駅からも徒歩10分なので、観光客にも比較的アクセスしやすい場所です。

プラハ中央駅から現地までの乗り換え例
ピルスナーウルケル醸造所の案内広告
車で行く場合も、道路にわかりやすい表示が

【重要】ツアー前の準備

公式サイトに記載されていない注意点も

チェックねこ
  • 時間に余裕を持って到着

    開始早々バスに乗ったりして、どんどんツアーは進んでいくので集合時間に遅れないようにしてくださいね。
  • トイレは事前に済ませる

    ツアー中に行っている人もいましたが、途中で離れると迷子になる心配あり。
    最後には寒い場所で樽生ビールも楽しむので、事前に済ませておくと安心です。
  • 防寒・防水対策

    最後に行く地下セラーはとても寒く、水滴が落ちてくる場所もあります。
    長袖の上着や、できれば防水仕様のジャケットを用意すると快適ですよ。
  • 足元の準備

    地下では地面が濡れている場所や水たまりが多いので、地面につくような裾の長いズボンや水に弱い靴は避けるのがおすすめ。

子連れでもツアーに参加できる?

家族旅行

子連れでもツアー自体には参加可能ですが、正直言うと退屈に感じる子も多いかもしれません。

醸造所内は独特な匂いが漂っていたり、場所によって暑かったり寒かったりします。また、当然ながらビールの試飲は子ども不可。

実際に子連れで参加されている家族もいましたが、とくに地下セラーは足元も悪いし、途中で子どもが飽きてしまい大変そうでした。

また、抱っこ紐で110分耐えられる場合はまだ大丈夫ですが、段差が多くてベビーカーは厳しそう。

我が家の場合は夫と子どもたちには外で待機してもらいましたが、おかげで100%楽しめました。
長時間、外で待っていてくれて大感謝🙏

ネタバレ注意

最後の最後に、樽のくり抜かれた穴を小柄な人だけがくぐれる場面があり、そこはお子さんが参加していて楽しそうでしたよ。

著者 みゃーこ

ビールの醸造に興味のある小学生以上のお子さんであれば、大きな仕込み釜や歴史的な設備などを見学できて楽しいかもしれませんね。

いよいよ、醸造所ツアーへ ★ネタバレあり

醸造所に到着

ピルスナーウルケル醸造所の門
ピルスナー・ウルケル醸造所の門

ツアー開始15分前、あの有名なビールラベルの門に到着!

ピルスナーウルケルのロゴ
著者 みゃーこ

「本当に来たんだ!」という高揚感がたまりません。

ビジターセンターでワクワク

ピルスナー・ウルケル醸造所

ツアーの待ち合わせ場所「ビジターセンター」は、醸造所の門から敷地に入ってすぐ、向かって左側の建物です。入ってみると、オリジナルバイクやビールカウンターが並び、雰囲気だけでテンションが上がります。

ピルスナーウルケルのバイク
ピルスナーウルケルのビールカウンター

窓口でeチケットを提示してすぐに紙チケットを受け取り、トイレも済ませて、ツアー開始時間まで待ちました。

予約時間ぴったりになると、私が予約した英語ツアーのガイドさんが来て説明開始。

著者 みゃーこ

ヨーロッパでは珍しく、時間通り進んでいくことに安心感を感じました。

まずは醸造所の歴史の説明

ツアーは英語のみで進行。私の時は20人くらいの参加者でした。アジア人もちらほら。

冒頭、ピルスナー・ウルケルは1842年創業で、フランツ・ヨーゼフ1世も醸造所に訪れた歴史があると説明を受けました。

フランツヨーゼフ1世のサイン
フランツヨーゼフ1世の実際のサイン!
著者 みゃーこ

歴史的な偉人の本物のサインを見ると、改めてこの醸造所の長い歴史や偉大さを感じました…!

醸造所敷地内を専用バスで移動

なんともファンの心をくすぐるピルスナーウルケル仕様のバスで工場内を移動し、窓の窓から巨大な発酵タンクや倉庫、ウォータータワーなどを観察。

ピルスナーウルケルバス
ピルスナーウルケルバスの中
バスからの景色

巨大なボトリング工場へ

ボトル工場内

当日、残念ながら工場は稼働していませんでしたが、大きな製造ラインを見るだけでも圧倒されました。

説明の中で、ピルスナー・ウルケルが現在は日本のアサヒグループのブランドの一つであること、そして同じ醸造所でイタリアの「ペローニ」をはじめとする様々なビールも製造していることも説明があり、なんとなく誇らしい気分?になりました。

と同時に、ビール業界も色々と変化の中にいて大変ですね。

著者 みゃーこ

世界的なブランドがここで一緒につくられていると聞いて、改めてこの醸造所の規模と重要性には驚かされました。

原材料展示でこだわりの素材を体感

ピルスナー・ウルケルに使用されている原材料「大麦、ホップ、水、酵母」の説明があり、一つ一つ、実際に触れたり香りを楽しむことができます。

ピルスナーウルケルで使用している大麦
ピルスナーウルケルで使用しているホップ
著者 みゃーこ

展示されている大麦やホップをそのまま食べちゃうおじさんもいました!

食べてもいいんだそうですよ。味が気になる方はぜひどうぞ。

歴史ある仕込み釜の説明

1931年から使用された歴史的な仕込み釜や、2004年に導入された大規模な最新仕込み室を見学。

1日あたりの醸造所の製造キャパシティー

今まで写真で見てきたピルスナーウルケルの実際の設備を目の前で見られて大興奮!

この辺りの部屋は、少しいるだけでも汗ばんでくるほどに暑かったです。

ピルスナーウルケルの発酵設備
ピルスナーウルケルの発酵設備
著者 みゃーこ

ジョークを交えたガイドさんの説明のおかげもあり、ここまでの1時間以上があっという間でした。

全長9kmにおよぶ地下セラーへ

いよいよ、無濾過ビールが飲めると聞いていた地下セラーへ。ここは迷路のようになっており、敷地も広大です。

「無濾過ビールは私しか知らない場所にあるから、はぐれたらダメよ!」とのガイドさんの冗談に笑いが起きます。

地下セラーの構造の説明
発酵中の樽の数々

公式サイトにも書いてありましたが、地下セラーは5度くらいしかないとのこと。そして足元はびしょびしょに濡れていて、ところどころ天井から水も降ってきます。この情報は事前説明に書いてあったかな?

周りには半袖に短パン、サンダルの方達も多数。

私は防水ジャケットを持って行っていたので助かりましたが、長いジーパンを履いていったので、足元はちょっと大変でした。

まさに発酵中

温度が書かれた樽

昔ながらの 木樽発酵 を体験できるコーナーもあり、その発酵用の樽の側面に手書きで残された温度管理のメモや、実際にぷくぷくと発酵しているビールを見て、「本当に今も手作業で作ってるんだ!」と感動。

職人さんたちのこだわりも感じられました。

いざ、樽生ビール試飲!

ついに樽生ビール用のグラスを手に!
300ml用のグラスです。正直、500mlのグラスだったらよかったのに、と思ったのはここだけの話……。

樽生ビール試飲用のグラス
ピルスナーウルケルの樽の数々

ビールを待ち、大人しく並ぶ大人たち。

樽から直接グラスに注がれる生ピルスナーウルケル
ピルスナーウルケルの無濾過樽生ビール

巨大な樽から注がれる瞬間のワクワクは格別です。最初は貴重すぎて少し飲むのを躊躇しましたが、一口飲むと、その場の雰囲気も相まってかその美味しさは格別でした。

ピルスナーウルケルの樽生ビール

無濾過ビールは栄養豊富で、酵母やタンパク質、ビタミンBが残っているので体にも優しいと嬉しい説明をされ、さらに美味しくなったウルケルさん。

ピルスナーウルケルの樽生にライトを当てたところ

飲み進めている最中、隣にいたおじさんに、スマホのライトをグラスの底から当ててみてもらいました。

すると黄金色のビールの中に、しっかり濁りが浮かび上がり、「これが無濾過なんだ」と一目で分かります。透明に輝く通常のピルスナーウルケルとはまったく違う表情でした。

この濁りの正体は、酵母や麦芽・ホップ由来の微細な成分。濾過をしていないからこそ残るもので、味わいにも深みやまろやかさを与えてくれているんですね。

お土産ショップで解散

ピルスナーウルケル醸造所ツアーは、最後にお土産ショップで解散となりました。

ショップでは、

  • ビール(限定の無濾過タイプなど)
  • ロゴ入りグラスやジョッキ
  • Tシャツやキャップなどのグッズ
  • 名前入りのカスタムギフト

などを購入できます。ピルスナー・ウルケル好きには実に楽しい場所です。

私は残っていたチェコのコインで、地下セラーでの試飲で使った300mlグラスを購入。お安いし、薄すぎず割れづらそうなので重宝しそうです。

ピルスナーウルケルの専用グラス

さらに、その後は同じ敷地内にあるレストランに直行する流れもおすすめです。ツアーで体験した絶品ビールを、料理と一緒に楽しめますよ。

著者 みゃーこ

ただしこちらも予約しておいた方が安心です。

残念ながら、我が家は予約していなかったので入れませんでした…。

まとめ

結論、ピルスナー・ウルケル醸造所のツアーは、“社会科見学×至高のビール”という最高な体験でした!

素材の選定から発酵管理まで、職人のこだわりを肌で感じられるツアーです。そして、本場の樽生無濾過ビールは香り、味わい、すべてが格別。

ビール好きはもちろん、ビールの歴史や文化に興味がある人にもおすすめなので、ぜひ一度訪れてみてくださいね!

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著者 みゃーこ

現地に行くのはハードル高いという方は、まずはおうちビールで雰囲気を味わってみてくださいね♪

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