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オクトーバーフェストビールの3種類を飲み比べ!味の違いは?

ヨーロッパビール好きの洋子秋になると、ビール好きにとっては待ちに待った季節。
ヨーロッパのドイツや周辺国ではオクトーバーフェストビールの登場ですね!



今回は、ミュンヘンを代表する3つのブルワリー、ホフブロイ(Hofbräu)、シュパーテン(Spaten)、アウグスティナー(Augustiner)のオクトーバーフェストビアを飲み比べてみましたよ〜♪
\ 飲んだのはこちら /


- 本記事の信憑性
当ブログの筆者はヨーロッパ在住、海外歴5年超。中東での“禁ビール生活”を経て出会った本場の一杯に心を奪われ、気づけば1,000本以上の現地ビールを飲んできました。
元法人営業の情報収集力と、3つのブログ・SNS運営で培った発信力を活かし、「ただの酒好きでは終わらない本気のビール愛」でリアルな情報をお届けします。
じっくりご覧いただけますと幸いです🙇♀️
【一覧】オクトーバーフェストビア 飲み比べ結果!



3つのビールとも共通して「モルトの甘みとキレのある後味」が特徴ですが、それぞれの印象には違いがありました!
| 特徴 | ホフブロイ | シュパーテン | アウグスティナー |
|---|---|---|---|
| 画像 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
| 味わい | 明るく華やか | まろやかでバランス◎ | 上品で落ち着いた味 |
| 印象 | 麦の甘み | 香ばしい | モルトの香り |
| コク | 中程度 | やや強め | やや強め |
| 飲みやすさ | とても飲みやすい | とても飲みやすい | 飲みやすい |
| 度数(目安) | 6.3% | 約5.9% | 6.3% |
飲み比べた感想と、私の“お気に入り”は?
3つのオクトーバーフェストビアを飲み比べてみて、どれもそれぞれに良さがありました。
その中で、「自分の中で一番」を選ぶとしたら――ホフブロイ(Hofbräu)。
明るく華やかな味わいと、すっきりした後味のバランスが絶妙で、まさに“お祭りの主役”という印象でした。
一口飲むだけで、陽気な雰囲気に包まれるような楽しさがあります。


ホフブロイのオクトーバーフェストビア
一方で、飲みやすさという点では、シュパーテン(Spaten)が印象的でした。
まろやかで角がなく、どんな食事にも合わせやすいので、普段飲みでも楽しめそうです。
アウグスティナー(Augustiner)は、上品で落ち着いた味わいが魅力。
じっくり味わいたいときに飲みたくなる、少し大人のビールという感じでした。
それぞれのビールブランドの説明
ホフブロイ(Hofbräu)
ホフブロイは、16世紀末にバイエルン王室のための醸造所として創設された歴史あるブルワリーです。正式名称は「ホフブロイハウス・ミュンヘン(Staatliches Hofbräuhaus München)」。“ホフ”は「王室」、“ブロイ”は「醸造所」を意味します。
王に献上するためのビール造りから始まったこともあり、その味わいは“華やかさ”と“上品さ”を兼ね備えています。
ミュンヘン中心部にあるホフブロイハウスは、世界中から観光客が訪れる有名なビアホールであり、オクトーバーフェストでも特に人気の高いブランドのひとつ。
王道のドイツビールを楽しみたい人に最適で、どんな食事にも合わせやすい一杯です。
\ ホフブロイのビールは日本でも気軽に楽しめる /


シュパーテン(Spaten)
シュパーテンは、ミュンヘン最古級の歴史を持つ老舗ブルワリーのひとつ。
創業は1397年と、600年以上の歴史を誇ります。
「Spaten(シュパーテン)」とはドイツ語で“シャベル(スコップ)”という意味。ロゴマークにもその象徴が描かれています。この名前には、“大地を掘り起こし、ビール造りの新しい道を切り拓く”という思いが込められているんだそう。
シュパーテンは、19世紀にメルツェンスタイルのビールを初めて開発したブルワリーとしても知られています。
味わいは、まろやかでバランスが取れており、苦味が控えめ。
どんな料理にも合わせやすく、「安心して飲めるクラシックな一杯」として多くのファンに親しまれています。


アウグスティナー(Augustiner)
アウグスティナーは、1328年にミュンヘンの修道院で設立された、現存するミュンヘン最古の醸造所です。名前の由来は、創業当時の「アウグスティノ修道会」にあります。
現在も家族経営を貫き、伝統的な製法を守り続けているのが大きな特徴。
他の大手ブルワリーと比べて広告展開が控えめなこともあり、「派手ではないけれど、地元の人に深く愛されているビール」として知られています。
アウグスティナーのビールは、モルトの旨味がしっかりと感じられる一方で、後味がすっきりしており、非常に上品なバランス。
ミュンヘンの人々にとっては、“信頼できる定番ビール”という位置づけです。





シュパーテンとアウグスティナーは本場ドイツでは定番ブランドですが、残念ながら日本ではあまり流通しておらず、Amazonなどの通販では見つけにくいという現状です。
オクトーバーフェストビアとは?


まず、オクトーバーフェストビア(Oktoberfestbier)とは、ドイツ・ミュンヘンで毎年秋に開催される世界最大のビール祭り「オクトーバーフェスト」で提供される特別なビールのことです。


もともとは、18〜19世紀にかけて作られていた「メルツェン(Märzen)」というスタイルのビールが原型となっています。
メルツェンは3月(ドイツ語でMärz)に仕込まれ、夏の間は熟成させ、秋に飲まれる保存性の高いビールです。
この伝統がオクトーバーフェストでの提供ビールにつながりました。





ただし、現在のオクトーバーフェストビアは、昔のメルツェンに比べると少し軽やかで飲みやすいスタイルになっています。
味の特徴
オクトーバーフェストビアの魅力は、モルトの芳ばしい甘みとまろやかなコク。
一方で、苦味は控えめで、後味はすっきりとしています。
「濃すぎず軽すぎず、ちょうどいい飲みごたえ」が特徴で、どんな料理にも合わせやすいバランス型のビールです。
アルコール度数
一般的なラガービールより少し高めで、6%程度が主流です。
それぞれのビールのラベル表記









とはいえアルコールの強さを感じにくく、口当たりがまろやかなので、つい飲み進めてしまう人も多いんですよね!
メルツェンとの違い
もともとメルツェンは琥珀色で、やや濃厚なモルトの風味が特徴でした。
それに対して、現代のオクトーバーフェストビアはより明るい黄金色で、軽快な飲み心地になっています。



つまり、メルツェンが「しっかり系の秋ビール」だとすると、オクトーバーフェストビアは「お祭りでゴクゴク楽しめる爽やかビール」というイメージですね♪
飲み過ぎ注意です…!
まとめ
秋の風物詩ともいえるオクトーバーフェストビアは、モルトの甘みとすっきりとした後味が魅力の特別なビールです。
ホフブロイ、シュパーテン、アウグスティナーの3銘柄はそれぞれ個性があり、華やか・まろやか・上品と三者三様の味わいを楽しめました。
中でも私の一番のお気に入りはホフブロイ。お祭り気分を味わいたいときにぴったりの一杯でした。現地で出会えた際には、ぜひ試してみてくださいね!
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