
ギネスビールは世界で最も有名な黒ビールの一つで、アイルランドを代表するビールブランド。
日本のレストランでもよく見かける、日本でもとてもメジャーな海外ビールですよね♪



私も実際に、2種類のギネスの味を飲みくらべてみました〜!
ギネス・エクストラ・スタウト







このビールを実際に飲んだ印象は、まずロースト感がしっかり、苦味や香ばしさをしっかり楽しみたい人向けのビール!
口に含んだ瞬間、焦がしキャラメルやダークチョコレートのような濃厚な味わいが広がり、炭酸の刺激が味の重さを引き締めます。
ギネス独特のモコモコした泡も健在で、濃厚ながら飲みやすいバランスの良さを感じました。
肉料理など、味の濃い食事と合わせると相性抜群です◎
ギネス・ドラフト・スタウト





このビールは、軽やかでとても飲みやすい!
缶の中に入っている窒素カプセル(後述)のおかげで本来はきめ細かくクリーミーな泡ができるはずなのですが、今回は缶が少し古かったためか、その滑らかさが十分に感じられませんでした。残念!
それでも一口飲むと、焦げた麦芽の香ばしさが優しく口に広がり、苦味は控えめで飲み疲れしないまろやかさがあります。
普段ビールをあまり飲まない人や、ゆったりと楽しみたい時にもぴったりの味わいです♪
GUINNESS(ギネス)の基本情報


ビールの種類 | スタウト(黒ビール) |
---|---|
アルコール度数 | 約4.2% |
原産国 | アイルランド |
創業年 | 1759年 |
色 | 濃い黒色 |
味わい | クリーミーな泡、ローストした麦芽の香ばしさ |
特徴 | アイルランドを代表する黒ビール、クリーミーな飲み心地 |
ギネスビールは、その濃い黒色が特徴的ですが、意外とアルコール度数は低めで飲みやすいです。
また、ギネス・ドラフトは窒素を使って泡がクリーミーになっており、滑らかな口当たりが楽しめます。
\ ギネスビールは日本でも気軽に飲める /
そもそも黒ビールって何?


黒ビールとは、焙煎した麦芽を使用することで色が濃くなったビールの総称で、コーヒーやカカオのような香ばしい風味や深いコクが特徴です。
日本では見た目の色で「黒ビール」と呼ばれますが、実際にはスタウト、ポーター、シュバルツなどさまざまなスタイルがあり、それぞれ味わいや香り、アルコール度数が異なります。



黒ビールは見た目の重厚さに反して、軽やかで飲みやすいものも多く、ビール初心者からビール愛好家にもおすすめできる奥深いジャンルですよ。
黒ビールについて詳しくは以下の記事で解説しています。


ギネスには「まずい」という意見も?





私自身ビールにこんなにハマる前、日本のレストランで初めてギネスを飲んだとき「なんか納豆とか、醤油っぽくて、苦くて、そんなに美味しいか?」と感じて正直戸惑ったことがあります。
独特のロースト感と深いコクは、初めてだと慣れるまで少し時間がかかる味わいですよね。
たしかにギネスは一般的なビールと比べて苦味が強く、口当たりも重めなので、最初は好みが分かれるかもしれません。
でもクリーミーでなめらかな泡、まろやかな味わいや、飲み込んだ後に感じるほのかな甘みや香ばしさがクセになって、そのうち「うますぎる!」という感想に変わっていく可能性も大いにあります。
実際のところ「まずい」と感じるかどうかは個人の味覚によるところが大きいのですが、ギネス独特の味わいは一度慣れてしまうとやみつきになる人も多いビールです。



初めて飲むときは、ゆっくり味わって、泡のクリーミーさやローストの深みを感じてみてくださいね。
GUINNESS(ギネス)ビールの誕生秘話


ギネスは1759年、アーサー・ギネス(Arthur Guinness)によってアイルランドのダブリンで創業されました。GUINNESS(ギネス)の名前の由来は、この創業者名アーサー・ギネスにちなんでいます。
アーサーは28歳のときに、ダブリン郊外のセント・ジェームズ醸造所を9,000年分の賃貸契約という異例の長期で借り受け、大胆にビールづくりに挑戦しました。
彼が作り始めたのは、当時まだ珍しかったスタウト(黒ビール)で、深いコクと焙煎された麦芽の香ばしさが特徴です。その味わいは瞬く間に人気を集め、ギネスは地元アイルランドだけでなくイギリス、そして世界中へと広がっていきました。
250年以上もの歴史を持ち、伝統と革新を両立させながら世界中のビール愛好家から愛され続けるギネス。まさにビール界の伝説的ブランドのひとつです。
GUINNESS(ギネス)のハープのマークの意味


GUINNESS(ギネス)のハープのマークは、アイルランドの国の象徴に由来しています。アイルランドでは、古くからハープが国のシンボルとして使われており、特にアイルランドの文化や伝統を象徴する楽器となっています。
ギネスが創業されたダブリンでも、ハープは重要な意味を持っていました。そのため創業者のアーサー・ギネスは、アイルランドの誇りを反映させるため、ギネスのロゴとしてハープを採用しました。
面白い点として、アイルランド政府も国章としてハープを使用していますが、ギネスのハープはそれと区別するために逆向きに描かれています。国章のハープは右向きですが、ギネスのハープは左向きになっているのが特徴です。



このハープのマークは、ギネスビールがアイルランドの伝統と深く結びついていることを示すシンボルでもあるんですね!
GUINNESS(ギネス)の商品の種類
ギネスは、アイルランドを代表するスタウトビールで、世界中で親しまれています。
以下、代表的なギネスビールの種類とその特徴をまとめました。
種類 | 特徴 | アルコール度数 |
---|---|---|
ギネス・ドラフト・スタウト (Guinness Draught Stout) | 滑らかな口当たりとクリーミーな泡が特徴のアイリッシュスタウト。 | 4.2% |
ギネス・エクストラ・スタウト (Guinness Extra Stout) | より濃厚なロースト感としっかりとした苦味が特徴。 | 4.1% |
ギネス・フォーレイン・ エクストラ・スタウト (Guinness Foreign Extra Stout) | 高めのアルコール度数と豊かなフレーバーが特徴。 | 7.5% |





ギネスにはこの表に載っている以外にも多様なラインナップがあるので、興味がある方は公式サイトをご覧くださいね。
缶の中にボール?!ウィジェットの秘密
冒頭に書いた通り、ギネスの缶には、「ウィジェット」と呼ばれる小さな窒素カプセル(プラスチック製のボール)が入っています。これは、ギネスビールの独特なクリーミーな泡を作り出すために重要な役割を果たしています。
ウィジェットの効果
- 窒素ガスの活性化
ギネスの缶ビールには、製造過程で窒素が加えられています。窒素は炭酸ガスよりも泡が細かく、クリーミーな泡を作る特性がありますが、缶内でこの窒素を活性化させるためにウィジェットが使われています。 - 開封時の働き
缶を開けると、缶内の圧力が一気に下がります。その瞬間、ウィジェットの中に詰められていた窒素ガスがビールに放出され、細かい泡が生成されます。これにより、ギネス特有の滑らかでクリーミーな泡が生まれます。
ギネス・ドラフトは、本来はタップ(ビールを注ぐための蛇口やビールサーバー)から注がれるときに窒素ガスが使用され、クリーミーな泡が形成されます。しかし、缶や瓶では窒素をそのまま使用するのが難しいため、ウィジェットを使ってその効果を再現しています。
ウィジェットがなければ、ギネスの独特な泡や口当たりを家庭でも楽しむことができないというわけなんです。
GUINNESS(ギネス)の特徴と味わい方
ギネスの最大の魅力は、そのクリーミーな泡とローストした麦芽の香ばしさです。
ギネスは、一般的に黒ビール=苦いというイメージを覆す、滑らかで飲みやすいスタウトです。
適切な温度(約6〜8度)で注ぐと、最も美味しい状態で楽しめます。
料理との相性も抜群で、ギネスビールは特に肉料理やグリル料理と一緒に楽しむと最高ですよ。



ギネスビールはグラスに注ぐことで美味しくなるビール。
なので必ずグラス(できればパイントグラス)に注いで飲んでくださいね!
GUINNESSの美味しい注ぎ方
- グラスを45度に傾けて、ビールをグラスの側面に沿わせながら注ぎます。
- グラスの3分の2程度までビールを注いだら、グラスを垂直に戻し、ゆっくりと残りのビールを注いでいきます。
- 泡が自然にグラスの上部に形成され、クリーミーな泡立ちが生まれます。
この方法は、ビールの炭酸が適度に残り、滑らかな泡ができるように注ぐ伝統的な方法です。バランスの良いビールの泡と液体の調和をつくってみてください。
\ 専用のパイントグラス付きは、プレゼントにもオススメ /


まとめ
ギネスビールは、アイルランドを象徴する黒ビールとして250年以上もの歴史を誇り、そのクリーミーな泡と飲みやすいスタイルで世界中のビール愛好家に愛されています。
次回ビールを選ぶときは、ぜひギネスの独特な味わいをじっくりと楽しんでみてくださいね♪