
そもそも発泡酒ってビールとどう違うの?
ヨーロッパにも発泡酒ってあるのかなぁ…?
こんな疑問にお答えします!
- ビール・発泡酒・新ジャンル(第3のビール)の違い
- 日本における発泡酒・新ジャンル(第3のビール)の売り上げと人気商品
- ヨーロッパに発泡酒のような飲み物はある?
- 日本の発泡酒と海外の類似ビールの違い
- 楽天やAmazonで買えるヨーロッパの発泡酒風ビール
ビール好きの皆さん。
発泡酒について、改めて考えたことはありますか?
普段、何気なく発泡酒を飲むことはあっても、「ビールと何が違うの?」と疑問をお持ちの方も多いでしょう。
この記事では、日本の発泡酒や新ジャンル(第3のビール)の基本から、人気商品、ヨーロッパで楽しめる類似飲料についてまで、幅広く解説します。



実際にヨーロッパに住む筆者が現地で飲んでいる、発泡酒のようなビールも紹介しまーす!
そもそも「発泡酒」や「新ジャンル」「第3のビール」って何?


「発泡酒」とは?
発泡酒は、日本の酒税法によってビールとは異なるカテゴリーに分類される飲料です。麦芽の使用量がビールの基準(50%以上)を下回るものや、麦芽以外の原料(米、トウモロコシ、澱粉など)を使用して作られています。
これにより、ビールよりも税率が低く、価格も手頃なことが特徴です。
- 味わい
麦芽の風味が控えめで、原料による多様な味を楽しめます。 - 主な特徴
価格が安く、さっぱりとした軽い飲み口のものが多い。
発泡酒の人気商品
日本の発泡酒は、各メーカーが工夫を凝らして独自の特徴を持つ商品を展開しています。以下は、特に人気のある発泡酒の代表例です。
人気商品① アサヒ スタイルフリー
\ 糖質ゼロでヘルシー志向の方に人気 /


人気商品② キリン 淡麗グリーンラベル
\ 糖質70%オフ&爽やかさを求める人に /


「新ジャンル」「第3のビール」って何?
新ジャンルと第3のビールは、同じものを指し、発泡酒よりもさらに低価格を実現するために開発された新しいジャンルの飲料です。
以下の2つの製法が主流です。
- 麦芽以外の原料を使用: 大豆たんぱく、トウモロコシなどを主成分とする。
- 発泡酒にスピリッツを加える: アルコール分を調整して製造。
これらにより、税率がさらに低く抑えられ、ビールや発泡酒よりもリーズナブルな価格が実現しています。
- 味わい
原料の違いによる軽い飲み口やコクのあるものまで幅広い。 - 主な特徴
糖質オフやカロリーカット製品など健康志向の商品が多い。
新ジャンル(第3のビール)の人気商品
第3のビール市場は、価格の手頃さと健康志向の商品が主力です。以下は、特に人気のある商品を紹介します。
人気商品① サントリー 金麦
麦芽の香りと味わいを重視し、食事との相性が抜群。価格が手頃で、家庭用として人気があります。
\ 飲みやすい味で幅広い層に人気 /
人気商品② サッポロ 麦とホップ
ビールらしいコクと旨みを追求した、第3のビールの定番商品。大麦スピリッツを使用し、まるで本物のビールのような味わいを実現。
\ ビールに近いコクや香りを手頃に楽しむ /
人気商品③ キリン 本麒麟
しっかりとしたコクと深みのある味わいが特徴で、ビールに近い感覚を楽しめます。
\ コスパの良さと本格的な味わいが魅力 /
ビール・発泡酒・新ジャンル(第3のビール)の違いまとめ
ビール | 発泡酒 | 新ジャンル (第3のビール) | |
---|---|---|---|
主原料 | 麦芽、水、ホップ | 麦芽50%未満+副原料 | 麦芽以外の材料 or スピリッツ |
税率 | 高い | 中程度 | 最も低い |
価格 | 高め | 手頃 | 非常に手頃 |
味わい | 本格的な麦の風味 | 麦芽風味が控えめ | 多様な風味が楽しめる |
特徴 | 高品質で安定した人気 | 税制に対応しつつ多様な味 | 健康志向や低価格が強み |
発泡酒や第3のビールは、それぞれ税制や価格の違いから異なる魅力を持っています。味わいの好みや価格帯に応じて、最適な商品を選ぶ楽しみを見つけてみてくださいね。



ちなみにこの記事を書いている筆者は、発泡酒や第3のビールもいいけれど、やっぱり本物のビールが好きです…。
理由はあの麦芽の深いコクと香り、泡立ちのクリーミーさ、そして飲み終わった後に残る余韻こそが、私がビールを愛する理由だから。
だけど、学生時代や、節約思考が強かった時期は、発泡酒や第3のビールにも、大変お世話になりました!
日本のビール・発泡酒・新ジャンル(第3のビール)の売り上げ
発泡酒はその価格の手頃さから、一時期ビール市場を席巻しました。しかし、近年は「第三のビール」と呼ばれる新ジャンルやノンアルコールビールの台頭により、その売り上げが緩やかに減少しています。
売り上げ比較(2023年度のデータ例)
市場占有率 | 備考 | |
---|---|---|
ビール | 55% | 安定した人気を誇る |
発泡酒 | 25% | 税制の影響で徐々にシェア低下 |
新ジャンル | 20% | 低価格帯で人気 |



この表を見て感じたのは、ビールはやはり王道で、市場シェアは半分以上。根強い人気がある証拠ですね。
それに対して、以前はもっと飲まれてた印象がある発泡酒は、25%までシェアが低下しています。これはビールと発泡酒の税率差が縮小している、今の税制の影響が大きいようです。
そして意外に頑張ってるのが、第三のビール!低価格がウケて20%もシェアを取っているのは、節約志向の人たちに支持されてるのだと感じます。
ヨーロッパに発泡酒ってあるの?


ヨーロッパにも発泡酒に似たビールはある
ヨーロッパには日本の「発泡酒」に相当する法律上のカテゴリーはありません。ですが、ビールと発泡酒の中間的な飲料として以下のようなビールがあります。
それぞれが日本の発泡酒に似た特徴を持つ場合がありますが、原料や製法が異なるため、完全に一致するわけではありません。
- ライトラガー(Light Lager)
ビールと発泡酒の中間的な飲料として、アルコール度数が低く、スッキリとした飲み口のラガーが存在します。ドイツやチェコなどでは、軽めのビールとして広く消費されていますが、発泡酒のように麦芽使用量が少なくなることは少ないです。 - フレーバービール
ベルギーの「フルーツランビック」などは、果実の風味を加えることでビールにフレッシュな味わいをもたらしますが、これはビールの一種であり、日本の発泡酒のように税制上の軽減措置を受けるわけではありません。ただし、フルーツの味を加えたことで、より軽快で飲みやすい印象を持つ場合があるため、発泡酒に近い感覚で楽しむことができます。 - 低アルコールビール
オランダやイギリスなどでは、低アルコールのビールが人気で、これも発泡酒に似た位置付けとして考えることができます。特にヘルシー志向の消費者に向けて作られた低アルコールのビールは、アルコール度数が低く、飲みやすいため、日本の発泡酒に似た需要を持つことがあります。
日本の発泡酒とヨーロッパの発泡酒風ビールの違い
日本の発泡酒と海外の発泡酒に類似するビールとの間には、味わいだけでなく背景や製造方法にも違いがあります。
日本の発泡酒 | ヨーロッパの発泡酒風ビール | |
---|---|---|
主な目的 | 税制優遇のため | 消費者の多様な嗜好に対応 |
風味 | 独自の軽い味わい | 麦芽の軽い風味が特徴 |
価格 | 安価 | 手頃だが日本よりやや高め |
バリエーション | 豊富 | 地域によって異なる |
楽天やAmazonで買えるヨーロッパの発泡酒風ビール
日本でも簡単に手に入る、ヨーロッパの発泡酒のように楽しめるビールをいくつかご紹介します。



これらの商品は楽天やAmazonなどで簡単に購入できるため、日本にいながらヨーロッパの味を手軽に楽しむことができますよ。
ラドラー(オーストリア)
\ ジュース感覚で飲みたい人にピッタリ /
ビールにレモン果汁を混ぜたアルコール度数 約2.5%の低アルコール飲料のことを南ドイツやオーストリアでは「ラドラー」と呼びます。
ヨーロッパのドイツ語圏では若者を中心に人気急上昇中で、サイクリングやジョギングの後に水分や糖分補給として飲まれているほどポピュラーです。天然レモン果汁を使用しているこの「ラドラー」は、「ラドラー」が商品名となっている唯一の商品。すっきり爽やかな飲み口は、特に夏場や、女性の低アルコール飲料としておススメです。
日本の発泡酒のようにフルーティで軽快な飲み口を持ち、カジュアルに楽しむことができます。法律上はビールの一種として分類されますが、味わいや飲みやすさの点では発泡酒に近い感覚で楽しめるでしょう。
リンデマンス ペシェリーゼ(ベルギー)
\ 桃の甘みとランビックの苦さを楽しめる /


リンデマンス ペシェリーゼ(Lindemans Pecheresse)は、発泡酒ではなく、ベルギー産のフルーツビール(フルーツ風味のビール)です。このビールは、フルーツを使った醸造方法で作られており、特にピーチ(桃)の風味が特徴的です。
フルーツビールは通常、ビールの基本となる麦芽やホップにフルーツを加えたり、発酵過程でフルーツの味を引き出したりすることで風味が作られます。リンデマンス ペシェリーゼはこのタイプのビールで、発泡酒や第3のビールとは異なります。
発泡酒や第3のビールは主に麦芽や糖類、穀物などを使って製造されるのに対し、フルーツビールは果物の風味が際立っています。
飲みやすさや軽さという点では、日本の発泡酒に似た感覚で楽しむことができるかもしれません。
【おまけ】サッポロの発泡酒「ホワイトベルグ」は良いとこどりで美味しい


サッポロ ホワイトベルグは、日本のホワイトビール(小麦を主成分にしたビール)で、発泡酒に分類される飲料です。
フルーティーで軽やかな味わいが特徴で、特にオレンジピールやコリアンダーなどのスパイシーで香り高い成分が加わっており、飲みやすいながらも特徴的な風味を持っていて、新しいタイプのオススメ発泡酒です。なんと、ベルギー産麦芽を使っているそうですよ。
\ フルーティーで爽やかな味わいの発泡酒 /
サッポロ ホワイトベルグは、ホワイトビールとしての特徴(小麦麦芽の使用、フルーティーでスパイシーな風味)を持ち、一般的なビールと比べて軽やかで爽やかな飲み心地が特徴です。そのため、ビールよりも軽い口当たりを求める人々に人気があります。
また、日本のビール市場では他の発泡酒と比較しても、風味のバリエーションが豊富で個性的なため、ビールを飲み慣れていない人や、フルーティーなビールを楽しみたい人々にもオススメですよ。
サッポロ ホワイトベルグは、日本の発泡酒らしい軽やかで飲みやすい特徴を持ちながら、フルーティーでスパイシーな風味を加えて、海外のホワイトビールやフレーバービールの風味を楽しめるバランスが魅力です。
\ 日本の発泡酒と海外ビールの良いとこどり /
まとめ
この記事では、発泡酒と第3のビールの違いや、日本とヨーロッパにおける類似飲料の特徴について詳しく解説しました。
日本の発泡酒は税制や原料によってビールと差別化され、軽やかな味わいと手頃な価格が魅力です。ヨーロッパにも軽い飲み口のビールがあり、発泡酒に似た飲み方が楽しめる商品が多く、楽天やAmazonで購入することもできます。
気になる商品をチェックして、手軽に新しいビール体験を楽しんでみてくださいね!