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【実飲レビュー】Radeberger(ラーデベルガー)味・値段・うまい?

【ドイツ】Radeberger(ラーデベルガー)ってどんなビール?
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ヨーロッパビール好きの洋子

ラーデベルガーは、ドイツならではのキレのある味わいと爽やかな苦味が特徴のピルスナービール。

チェコ生まれのピルスナーをドイツで独自に進化させた結果、長い歴史の中でドイツ国内外の人々に愛され続けています♪

ラーデベルガーを
実際に飲んでみた!

Radeberger(ラーデベルガー)
著者 みゃーこ

私がラーデベルガーを飲んだ印象は、豊かな麦芽の甘みとカラメルの香ばしさ、ほどよい苦味がバランス良く感じられる正統派ビール

泡はクリーミーで口当たりもなめらか、アルコール度数は約4.8%と軽やかで飲みやすいのもポイントです。

実はこのビール、プーチン大統領がKGBの諜報員時代(ちょうど私が生まれた頃)に好んで飲んでいた?!という噂を聞き、歴史の深さを感じました。

完成度の高いビールなので、ぜひ一度味わってほしい一本です!

オススメ度:★★★★☆(4/5)

目次

Radeberger(ラーデベルガー)の基本情報

ビールの種類ピルスナー
アルコール度数4.8%
原産国ドイツ
発売年1872年
淡い黄金色
味わいすっきりとした苦味と爽やかな飲み口
特徴ドイツを代表するピルスナー、バランスの良い麦の風味と軽やかな飲みやすさ

Radebergerは、爽やかで軽い口当たりと心地よい苦味が特徴のピルスナーです。どんな料理にも合いやすく、特に肉料理や塩味の効いたおつまみと抜群の相性を楽しめます。

\ クラシックなドイツビールを味わいたい人へ /

Radeberger(ラーデベルガー)の誕生秘話

出典:Radeberger公式サイト

ラーデベルガービールは、ドイツでピルスナーの醸造を始めた名門ビールで、現在もラーデベルクのみで生産されています。

1872年、5人の地元の有力者たちが、当時の低品質なビールを改善するために醸造所を設立しました。創業メンバーは、土地所有者、織物工場の経営者、市長、弁護士、会計官などで、ビールの経験はありませんでしたが、より良いピルスナーを作ろうと努力しました。

ピルスナーの品質向上のために、ボヘミア産の元祖ピルスナーと比べて改良を重ね、やがてその品質を上回るビールを完成させます。ラーデベルク産ピルスナーの人気が高まると、ピルゼン市が「ピルスナー」の名称を独占しようと訴訟を起こしましたが、1913年に「ラーデベルガー・ピルスナー」としての名称が認められました。

ザクセン王フリードリッヒ・アウグスト3世やビスマルクもラーデベルガーの愛飲者でした。また、ドレスデンのセメーパーオーパー劇場とも長年協力し、若手芸術家の支援を行っています。

19世紀末には、ラーデベルガーはニューヨークを皮切りに世界に広がり、「ラーデベルガー輸出ビール醸造所」として成長していきました。

チェコのピルスナーウルケルがピルスナーの元祖じゃないの?

ご承知の通り、ピルスナーの元祖は「ピルスナーウルケル」です。ピルスナーウルケルは1842年に現在のチェコ(当時のオーストリア帝国)ピルゼン(Plzeň、プルゼニュ)で誕生し、世界初の淡色のラガービールとして有名になりました。

ラーデベルガーは、このピルスナーウルケルに触発されてドイツでピルスナーを醸造し始めたブランドの一つで、1872年にピルスナー風ビールの醸造を開始しています。

そのため、ピルスナーの「元祖」はピルスナーウルケルですが、ラーデベルガーは「ドイツにおけるピルスナービールの先駆者」という位置づけです。

ドイツでは、ラーデベルガーがピルスナーのスタイルを広めたことでピルスナーが広がり、人気のあるビールスタイルとして定着しました。そう言う意味で、ラーデベルガーはドイツにおけるピルスナー文化の発展に大きく貢献したブランドなのです。

Radeberger(ラーデベルガー)のラベルの秘密

Radeberger(ラーデベルガー)のラベル

ラーデベルガーのラベルはシンプルながらも特徴的な「白」を基調としています。ビールのラベルとしては珍しく、よくあるカラフルな色味を避け、あえて白を使うことで清潔感や爽やかさ、そして洗練された印象を与えています。

また、ラーデベルガーのラベルは、ビールの歴史と伝統を感じさせるデザインです。シンプルなロゴやザクセン州を象徴するマークやは、ピルスナービールとしての純粋な品質と味わいを伝えてくれています。

著者 みゃーこ

このラベルデザインからは、瓶や缶を見ただけで「本場ドイツのビール」としての風格を感じます!

現在の日本におけるRadeberger(ラーデベルガー)の位置づけ

現在の日本において、ラーデベルガーは「ドイツビールの中でも本場らしさを楽しめるピルスナー」として位置づけられています。

日本でもラガーやピルスナータイプのビールは広く親しまれていますが、その中でもラーデベルガーは、特にドイツらしいキレと洗練された苦味で、ビール愛好家や海外ビールに興味のある人たちに支持されています。

ラーデベルガーは、ピルスナーウルケルやベルギービールのように輸入ビールの定番として広く認知されているわけではありませんが、輸入ビールを扱う専門店や一部の高級スーパー、ドイツ料理レストランなどで入手可能です。

「料理に合わせやすいビール」なので、自宅での「おうちビール」としても親しまれています。

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Radeberger(ラーデベルガー)の特徴と味わい方

このビールを美味しく味わうためには、まずしっかり冷やしてから飲むことがおすすめです。

5〜7度ほどの温度が最適で、キレとホップの香りがより引き立ちます。

また、ラーデベルガーは細長いピルスナーグラスに注ぐと泡が美しく立ち、閉じ込められた香りが口に含んだときにふわりと広がるため、より豊かな味わいが感じられます。

合わせる料理としては、プレッツェルやソーセージ、フライドポテトのようなシンプルで塩味の効いたものがぴったりです。ドライで爽やかな後味が料理の味を引き立て、喉ごしの良さがどんなシーンでも気持ち良く味わえますよ♪

ドイツのプレッツェル
ドイツのプレッツェル

まとめ

ラーデベルガーは、1872年から続く歴史あるドイツのピルスナー。軽やかな味わいとバランスの良い苦味が特徴で、どんなシーンでも飲みやすいビールです。

ドイツの伝統とこだわりが詰まったRadebergerで、爽やかなひとときを楽しんでみてくださいね♪

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