ヨーロッパビールの魅力ってどんなところ?楽しみ方も解説

ヨーロッパビールの魅力ってどんなところ?楽しみ方も解説
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ヨーロッパビール好きの洋子

ヨーロッパのビールの良さって、いったいどんなところ?

なんでこんなに惹かれるんだろう?


これは、私自身が常日頃、ヨーロッパでビールを飲むたびに感じていることです。

私はもともと日本でもよくビールを飲んでいたのですが、ヨーロッパに来てからというもの、気づけばヨーロッパビールにすっかりハマってしまい、更なるビール好きへと進化しました。

そもそもベルギーやドイツ、チェコといった様々な国のヨーロッパビールは、世界中のビール愛好家に愛されています。

一体、何がヨーロッパビールの存在をそんなに特別にしているのでしょうか?この記事では、ヨーロッパビールの魅力や、良さ、楽しみ方を一つ一つ深掘りしてお伝えしていきます!

目次

ヨーロッパビールの魅力とは?

ヨーロッパのビールが世界中で愛されている理由、それは主に「バリエーションの豊かさ」「深い味わい」「歴史的背景」にあります。それぞれの地域で培われてきた醸造技術や風土、文化がビールに深く息づいており、ヨーロッパビールを楽しむことはまさにその土地の歴史や伝統を味わうことと同じなのです。

ヨーロッパビールの魅力① バリエーションの豊富さ

ヨーロッパはビールの種類や味のバリエーションがとても豊富です。各国ごとに異なるスタイルや味わいがあり、個性溢れるビールが揃っていて、飽きずに楽しむことができます。

  • ベルギー🇧🇪
    トラピストビールやランビック、デュベルなど、個性豊かなビールが多いです。ベルギーのビールは、フルーティーでスパイシーな香りが特徴で、非常に複雑な味わいを楽しめます。

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  • ドイツ🇩🇪
    ピルスナー、ヴァイツェン、メルツェンなど多様なビアスタイルがあります。ドイツのビールはドライで飲みやすく、ホップの苦味が際立っています。ヴァイツェン(小麦のビール)はバナナのようなフルーティーな香りが特徴です。

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  • イギリス🇬🇧
    エールビールが主流で、マイルドな味わいから苦味が強いIPAまで、エールの中でもスタイルが豊富です。イギリスのエールは、種類によって味わいや香りが大きく異なるため、飲む人の好みによって選ばれることが多いです。

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  • チェコ共和国🇨🇿
    ピルスナー発祥の地として知られ、滑らかな口当たりと香ばしい麦の風味が特徴です。ピルスナーに飲み慣れた日本人からすると飲みやすいビールが多いと感じます。

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著者:みゃーこ

このように、各国のビアスタイルには、それぞれに異なる特徴があり、地域ごとの個性がビールを一層魅力的にしているんですね。

ビールには他にもたくさんの種類があり、その味わいや風味、色、アルコール度数、製法などによって、さまざまなスタイルに分けられます。ビアスタイルの分類について詳しく知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてくださいね。

ヨーロッパビールの魅力② 深い味わいと豊かな香り

ヨーロッパビールは、味わいや香りが非常に豊かで、飲んだ瞬間にその奥深さを感じられるのが特徴です。日本のビールがどちらかと言えば軽やかでスッキリとした味わいを重視しているのに対し、ヨーロッパのビールは、コクや風味にしっかりとした重みがあります。特に、酵母や麦芽、ホップを丁寧に扱い、ビールに深い層を作り出しています。

例えば、ベルギーのトラピストビールは、甘みと苦味が絶妙に調和しており、アルコール度数が高くても飲みやすい点が特徴。また多くのベルギー産ビールは、スパイシーでフルーティーな香りが漂い、味わいが非常に複雑です。

はたまた、ドイツのラガービールは、クリアな味わいが特徴で、軽やかな喉越しの中にしっかりとした麦の味わいが広がります。

このように、ヨーロッパビールは一杯飲むごとにその味の変化や深みを楽しむことができ、まるで「ビールの旅」をしているような気分にさせてくれます。

著者:みゃーこ

そもそも、日本とヨーロッパのビールは、同じ「ビール」という名前がついていても、実際には全く別物のように感じています

ヨーロッパビールはそれぞれのビールごとに、多種多様な風味を感じ、一杯一杯の違いを楽しむことができるので、ビールを飲む時間がより楽しくなります。

ヨーロッパビールの魅力③ 歴史的背景と伝統

ヨーロッパビールの魅力は、ただ味わいだけでなく、その背後にある歴史的背景や醸造の伝統にもあります。ヨーロッパ各国では何世代にも渡ってビールの製法が受け継がれてきており、それぞれのビールには土地ごとの歴史や文化が深く関わっています。

例えば、ドイツのビール純粋令(Reinheitsgebot)は、1516年に制定された法令で、ビールの原材料を「水、麦芽、ホップ、酵母」の4つに限定するもので、これによってドイツビールの品質が保証されてきました。このような厳格な基準があるからこそ、ドイツのビールは高い品質が保たれています。

ベルギーでは、修道院で作られるトラピストビールが有名で、長い歴史を持つ修道院でのみ醸造されており、その伝統が今も守られています。こうした伝統的な製法は、ヨーロッパビールに独自の味わいと奥深さを与えています。

ヨーロッパビールの魅力④ 国によっては水より安いビールも

ヨーロッパには昔から、日本よりも安くビールを楽しめる国がいくつかあります。例えば、チェコ共和国ポーランドなどは、ビールが非常に安く、ビール1杯が水のような値段で(時には水よりも安く)飲めることも。ビール好きには、こうした国々での飲み歩きもとても楽しい経験となるでしょう。

去年(2024年)著者がチェコに行った際、実際のレストランの価格を見たところ、昨今の物価高&円安で状況は変わりつつあります。ですが、世界的に見ても高品質なビールをリーズナブルな価格で楽しめるというのは、ビール愛好家にとって至福のひとときに変わりありません。

チェコでビールを飲む著者
11年前、チェコでビールを飲む著者。
当時はビールが激安で、生ビールが1杯100円ちょっとで飲めました!

ヨーロッパビールの楽しみ方

ヨーロッパビールをさらに楽しむ方法はいくつかあります。

ヨーロッパビールの楽しみ方① 飲み比べを楽しむ

ヨーロッパビールは種類が豊富なので、飲み比べをすることでそれぞれの個性をより深く楽しむことができます。例えば、ドイツのピルスナーとベルギーのダークビールを飲み比べることで、ホップの苦味やモルトの甘味の違いがはっきりと分かります。

著者:みゃーこ

ヨーロッパビールは本当に多種多様です。そのため、まずは色々な種類を試してみることが、ヨーロッパビールを楽しむ最大のポイントです。

いろいろなビールを飲んでみるたびに、きっと新しい発見があるでしょう!

ヨーロッパビールの楽しみ方② 食べ物との様々なペアリングを試す

ヨーロッパビールは、料理との相性も抜群です。例えば、ドイツのヴァイツェンビールはソーセージやプレッツェルと相性が良く、ベルギーのトラピストビールはチーズと一緒に楽しむのが定番です。食べ物とのペアリングを試すことで、ビールの味わいがさらに引き立ち、食事とビールの両方を楽しむことができるでしょう。

エストレージャ・ダムに合うスペインのタパス
スペインビールの「エストレージャ・ダム」に合うスペインのタパス(小皿料理)

ヨーロッパビールの楽しみ方③ 地元のクラフトビールを楽しむ

ヨーロッパでは、各地でクラフトビールの文化も発展しています。地元の醸造所で作られるユニークなビールを試すことも、ヨーロッパビールの楽しみの一つです。特にベルギーやイギリス、チェコなどでは、小規模な醸造所が手作りのビールを提供しており、これらのビールは他では味わえない個性的な味わいを持っています。

クラフトビール
著者:みゃーこ

地元の酒屋さんやマーケットにふらっと立ち寄って、日本では出会えないような変わったクラフトビールを見つけるのも楽しいですよ〜。

まさにビールとの”一期一会”です。

ヨーロッパビールの楽しみ方④ ビールフェスティバルに参加する

ヨーロッパ各地では、ビールフェスティバルが開催されており、世界中のビールを一度に楽しむことができます。ドイツのオクトーバーフェストやベルギーのビールフェスティバルなどは、ビール好きにはたまらないイベントです。

オクトーバーフェスト
オクトーバーフェスト

まとめ

ヨーロッパビールの魅力は、豊かなバリエーション、深い味わい、そしてそのビールが持つ歴史的な背景や長い伝統にあります。また、ヨーロッパではビールが安い国も多く、さまざまな種類を試すにはうってつけの場所です。

ヨーロッパビールを楽しむことで、ビールの世界が一気に広がることでしょう。あなたもぜひ、ヨーロッパビールの深い世界に足を踏み入れて、その魅力を堪能してみてくださいね!

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