
JEVER(イエヴァー)は、ドイツの最北部、フリースラント地方に誕生した伝統的なビールブランドです。
中でもJEVERのピルスナーはフリースラント風の苦味(←後述します)を楽しめるビールとしてドイツ国内外のファンに親しまれています!





私がこのビールを飲んだ感想は、清涼感がすごい!
苦味は思ったほど強すぎず、むしろその苦味が飲みやすさを引き立てている感じがします。
暖かな日差しを浴びながら感じる、ビールの軽やかでクリスピーな味わいが心地よく、春の空気と絶妙にマッチ!
まさに、リラックスした時間にぴったりなビールでした。
苦味がしっかりしながらも飲みやすいので、外でのひとときや軽めの食事とも相性抜群!
オススメ度: ★★★★☆(4/5)
JEVER PILSNER(イエヴァー・ピルスナー)の基本情報


出典:公式サイト
ビールの種類 | ピルスナー(ラガー) |
---|---|
アルコール度数 | 4.9% |
原産国 | ドイツ |
創業年 | 1848年 |
色 | 黄金色 |
味わい | フリースラント風の苦味が特徴、後味がすっきりとした爽やかさ |
特徴 | 高品質なホップを多く使用し、飲みやすさと苦味のバランスが良いビール |
JEVER PILSNER(イエヴァー・ピルスナー)の原材料は、水、大麦麦芽、ホップのみ。
ドイツのビール純粋令に基づいて醸造されています。
(ドイツビールについてはこちらの記事にまとめています。)
\ イエヴァーのビールは日本でも気軽に試せます /


フリースラントってどこ?フリースラント風の苦味とは?
フリースラントは、ドイツ北部の地域で、主に「フリースラント地方」と呼ばれる場所です。この地方はドイツの最北部に位置し、オランダとの国境近くにあります。
フリースラントは海に面しており、湿地や干潟が広がる風光明媚な地域です。また、フリースラント人という独自の民族文化を持ち、言語や伝統においても独特な特徴をもっています。
フリースラント風の苦味についてですが、これはフリースラント地方で作られるビールによくある苦味を指します。
フリースラント地方では、特にホップの使い方や醸造技術に工夫が凝らされており、その地域で作られるビールには、一般的なビールに比べて苦味が強く、しっかりとした味わいが感じられることが多いのです。これが、「フリースラント風の苦味」の正体です。
また、この苦味はただ強いだけではなく、後味がすっきりしているため、飲みやすさとバランスが取れているという特徴もあります。
JEVER Pilsenerもこのような特徴を持つビールであり、その苦味が、他のピルスナーとは一線を画す印象を与えています。
JEVER PILSNER(イエヴァー・ピルスナー)の誕生秘話


出典:公式サイト
1848年、Jeverビールの歴史はフリースラント地方の町Jeverで小さな醸造所が開かれたことから始まります。最初の瓶詰めビールを販売したDiedrich Königの思いから、Jeverは特別なビール作りを目指しました。
その後、Theodor Fetköterが醸造所を買収し、品質向上に努めました。特に、緑色の瓶を使用したことがJeverの象徴となり、また彼はブランドの先駆けとなる宣伝活動を始めました。
Jeverビールは順調に成長し、1934年にはブラウマイスターのErnst Böhmeがフリースラント風の苦味を持つ新しいレシピを開発。その後、Jever Pilsenerが広く認知され、1950年代には急激な売上増加を見せました。
1960年代には新しいビールのラインアップも登場し、1970年代には製品デザインが進化。1990年にはPilsenerのデザインが洗練され、モダンな印象を与えるようになりました。
Jeverは1997年にJever LightとJever Funを発売し、新たな製品ラインを開発。さらに、2023年には創業175周年を迎え、特別な記念活動を行いました。
長い歴史の中で、Jeverは常に革新を続け、時代に合わせた商品とデザインを提供し続けています。
JEVER PILSNER(イエヴァー・ピルスナー)のラベルの秘密


JEVER Pilsenerのラベルには、フリースラント地方の風景や伝統が色濃く反映されています。
特徴① 緑の瓶
Jeverビールのラベルにおける最も象徴的な特徴のひとつは、緑色の瓶です。この緑瓶は、Jeverが他のビール醸造所と差別化を図るために採用したもので、初めて登場したのは1870年。通常、ビールは普通のガラス瓶やジョッキで提供されるところ、Jeverは自らのビールに特別感を持たせるため、緑色の瓶を使用しました。
このユニークな瓶は、Jeverビールのアイデンティティの一部となり、現在もそのデザインは大切にされています。
特徴① Jever城のアイコン
Jeverのラベルには、Jever城(Schloss Jever)が描かれており、これはJeverを象徴するアイコンとなっています。
この城は、Jeverの町を代表する建物であり、Jeverビールの伝統と歴史を表現する重要なシンボルです。ラベルに描かれた城は、Jeverの地域性や誇りを感じさせ、ビールの品質と深い結びつきを表しているようです。
日本でのJEVER PILSNER(イエヴァー・ピルスナー)の位置づけ
JEVERは、ドイツのプレミアムビールとして日本でも少しずつ知名度を上げてきています。特にその特徴的な苦味と爽やかな後味が、日本のビールファンにも好まれています。日本でもオンラインショップで入手できるので、ぜひその味わいを自宅でも試してみてくださいね!
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JEVER PILSNER(イエヴァー・ピルスナー)の味わい方と料理とのペアリング
- 適温
Jever Pilsenerは、冷やして飲むのがオススメです。理想的な飲み頃は4〜6℃程度で、爽やかな味わいを存分に楽しめます。この温度帯で飲むと、苦味とフレッシュ感が最も引き立ちます。
- 相性の良い料理
Jever Pilsenerは、その爽快で軽やかな味わいから、多くの料理と相性が良いです。
料理の種類 | 具体例 |
---|---|
魚介類 | 鮭のグリル、シーフードパスタ、エビの炒め物 |
鶏肉料理 | チキンウィング、グリルチキン、照り焼きチキン |
サンドイッチ | チーズバーガー、ハムサンド、ベーコンチーズサンド |
ピザ | マルゲリータ、ペパロニピザ、ベジタリアンピザ |
サラダ | シーザーサラダ、コールスロー、グリーンサラダ |


まとめ
JEVERは、ドイツの伝統を受け継ぐビールブランドで、そのJever Pilsenerは爽やかな苦味と後味のバランスが絶妙です。フリースラント地方の特色を感じさせるこのビールを、ぜひ一度試してみてくださいね!