
カールスバーグは、デンマークを代表するラガービールで、世界的にも非常に有名なビールブランドのひとつ。
すっきりとした味わいとまろやかな口当たりで、飲む人を虜にする一杯です!



私がこのビールを飲んだ印象は、「これはほんとに飲みやすい!」。
スーッと喉を通る軽さと、ほんのり感じる苦味がちょうどよくて、ビールがあまり得意じゃない人でもグイグイいけそうです。
でも正直に言うと、ビールマニアの私には物足りなさもありました。クセがないぶん、印象に残るようなコクとか深みはあまりなくて、「もう一杯飲みたい!」っていう強いインパクトに欠ける。
とはいえ、暑い日や、何か食べながら気軽に飲むにはぴったりの一本。友達とのんびり話しながら気軽に飲むのにも合いそうですよ♪
オススメ度:★★★☆☆(3/5)
Carlsberg(カールスバーグ)の基本情報
ビールの種類 | ラガー |
---|---|
アルコール度数 | 5.0% |
原産国 | デンマーク |
発売年 | 1847年 |
色 | 明るい黄金色 |
味わい | クリスプで軽やか、わずかに甘みがあり、ホップの香りが心地よい |
特徴 | 世界中で愛されるデンマークの象徴的なビール |
カールスバーグは、1847年に創業されたデンマークのラガービールで、明るい黄金色とクリスプな味わいが特徴です。ビール初心者にも飲みやすく、様々な料理とも相性が良いビールです。
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Carlsberg(カールスバーグ)の誕生秘話


出典:カールスバーグ公式サイト
1847年、カールスバーグはデンマークのコペンハーゲンで創業されました。
創設者J.C.ヤコブセンが、1835年の父の死後、より大きな冷蔵設備を持つ新しい醸造所が必要だと考え、コペンハーゲンの丘の上に新たに醸造所を建設したのが始まりです。
1867年には大火事が発生しましたが、これを機にJ.C.は醸造所を耐火材料で再建し、冷却システムを導入して製品の質を向上させました。1868-69年にはカールスバーグのビールがイギリスやアジアに初めて輸出され、1882年には息子カールが新しい醸造所「ニューカールスバーグ」を開設し、父との競争が始まりました。
1875年にはカールスバーグ研究所が設立され、ビールの品質向上に向けた科学的な研究が行われました。1883年には酵母を純化する革新的な発見がなされ、ビール醸造のプロセスが一変しました。
カールスバーグ財団も1876年に設立され、科学や文化の支援を行いながらビール事業を推進しています。
1966年には初の海外ライセンスを発行し、以降カールスバーグは国際的なビールメーカーとして成長しました。
Carlsberg(カールスバーグ)はなぜここまで有名になった?
カールスバーグがここまで有名になった理由は、ただ「美味しいから」だけではなく、いくつかの歴史的・戦略的な背景があります。
具体的には、以下のような点が大きく影響しています。
1. 歴史の長さと品質へのこだわり
カールスバーグは1847年創業という非常に長い歴史を持っていて、当時から「科学に基づくビール造り」に力を入れていました。
なんと、自社の研究所で純粋酵母(ラガー酵母※)を発見・培養し、その技術を世界中の醸造所に無償で提供したんです。このことで、業界全体を良くしていきたいという「品質第一」の姿勢も世界的に評価されました。
「純粋酵母(ラガー酵母)」って何?
ビールを発酵させるためには「酵母(こうぼ)」が必要です。
でも、昔の酵母は他の菌や雑菌と混じっていて、味にムラがあったり、腐敗しやすかったりしました。
そこでカールスバーグの研究所(カールスバーグ研究所)では、「ラガー酵母」だけをきれいに取り出して培養する技術=純粋酵母の分離に成功したんです。
これはビールの世界では革命的なことでした!
ビールの酵母について詳しく知りたい方はこちらの記事へ
2. グローバル展開の早さ
他のヨーロッパのビールブランドに先駆けて、カールスバーグは早い段階から海外輸出と現地生産に取り組みました。特にアジアや東欧などでも早くからブランドを広げて、世界中の人々にとって身近なビールになりました。
3. わかりやすく飲みやすい味
味わいはクセが少なくスッキリ系。ラガーとして非常に飲みやすく、幅広い層に受け入れられることも人気の理由。国によっては「初めて飲んだ外国のビールがカールスバーグ」という人も多いくらいです。
4. ブランディングとマーケティングの巧みさ
「Probably the best beer in the world(おそらく世界で一番のビール)」というキャッチコピーは、ユーモアがありつつも自信を感じさせ、多くの人の記憶に残りました。また、サッカーのスポンサーなどを通じて、ブランドの露出を世界中に広げたことも大きいです。
Carlsberg: Probably The Best Beer In The World
公式サイト:5. 社会貢献・文化支援
創業者の息子が設立したカールスバーグ財団は、ビールだけでなく、科学や芸術の分野に多額の資金を投じています。こうした企業姿勢がブランドへの信頼感にもつながっています。



要するに、味・品質・戦略・ブランドの総合力で、自然と「世界中で親しまれるビール」になっていったんですね。
Carlsberg(カールスバーグ)のラベルの秘密


カールスバーグのラベルには、シンプルで洗練されたデザインが施されています。特徴的な「Carlsberg」のロゴと共に、緑色の背景が使われ、ビールのフレッシュさと爽やかさを象徴しています。
現在の日本におけるCarlsberg(カールスバーグ)の位置づけ
現在、日本におけるカールスバーグは、輸入ビール市場で確固たる地位を築いています。デンマークの代表的なビールブランドとして、多くのビール愛好者に親しまれています。特に、カジュアルな飲み会やバーベキューの場での選択肢として人気があり、手軽に楽しむことができるビールとして認識されています。
カールスバーグは、日本国内の居酒屋やレストラン、バーで広く提供されており、特に大手チェーンの居酒屋やビアバーなどで目にする機会が多くなっています。
また、オンラインストアや輸入食品店でも購入が簡単。これにより、カールスバーグはビールの選択肢の一つとして定着しています。近年、クラフトビールの人気が高まる中でも、カールスバーグはその品質とブランドの歴史から、信頼性のある選択肢として多くのビールファンに支持されています。
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Carlsberg(カールスバーグ)の特徴と味わい方
カールスバーグは、デンマークを代表するラガービールであり、すっきりとした飲み口が魅力です。クリスプな味わいは口に含むと爽やかさと軽やかさを広げ、ホップの香りがわずかに感じられることでビールに深みを与えています。甘みと苦味のバランスが絶妙で、飲みやすい一杯に仕上がっており、明るい黄金色の外観が視覚的にも楽しませてくれます。
カールスバーグをより美味しく楽しむためには、まず適切な温度で飲むことが大切です。5〜7℃程度に冷やすことで、飲みごたえが一層引き立ちます。さらに、ピルスナーグラスやタンブラーなど適切なグラスで飲むことで、香りや味わいがより一層楽しめます。
カールスバーグは、様々な料理との相性が良く、特にグリルした肉料理やピザ、揚げ物、アジア料理と一緒に楽しむと、その魅力が引き立ちます。また、カジュアルな飲み会やバーベキュー、リラックスしたい時の一杯としてもぴったりです。友人や家族と楽しむことで、より良いひと時を過ごせるでしょう。


まとめ
カールスバーグは、1847年の誕生以来、デンマークのビール文化において重要な役割を果たしてきました。軽やかな飲み口とホップの香りが絶妙に調和し、様々な料理との相性も抜群です。
デンマークの伝統を感じながら、おうちやお店で気軽に楽しんでみてくださいね♪
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