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【実飲レビュー】Chimay/シメイビールの種類・味の違いは?

【実飲レビュー】Chimay/シメイビールの種類・味の違いは?
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ヨーロッパビール好きの洋子

シメイは、ベルギーを代表するトラピストビールで、その豊かなコクと複雑な味わいが特徴です。

修道院での伝統的な醸造方法を守りながら、世界中のビール愛好家に親しまれています!

著者 みゃーこ

赤・白・青・ゴールド・グリーン…etc. と、それぞれ個性豊かなラインナップが揃い、初心者からビール通まで楽しめるビール

「トラピストビールの代表格」と呼ぶにふさわしい、ベルギーの誇りのような存在です♪

並べて愛でたいシメイ3兄弟♪

Chimay Red(シメイ・レッド)
Chimay Red(シメイ・レッド)
Chimay White(シメイ・ホワイト)
Chimay White(シメイ・ホワイト)
Chimay Blue(シメイ・ブルー)
Chimay Blue(シメイ・ブルー)

記事内リンク

トラピストビールって何?

目次

Chimay Red(シメイ・レッド)を実際に飲んでみた

1862年誕生
Chimay最初のビール

Chimay Red(シメイ・レッド)
Chimay Red(シメイ・レッド)
※フランス語表記ではChimay Rouge(シメイ・ルージュ)
著者 みゃーこ

シメイビールの元祖「Chimay Red」を一口飲んだ瞬間、まず感じたのはまろやかで深みのある味わい

赤銅色に注がれたビールは、グラス越しに美しい泡が立ち上り、まるでベルギーの修道院で静かな時間を過ごしているような気分にさせてくれます。

アルコール度数7.0%でも飲みやすく、歴史を感じさせてくれる一杯で、リラックスしたいときにぴったりです♪

オススメ度:★★★★5/5)

Chimay White/Triple(シメイ・ホワイト/トリプル)も飲んでみた

Chimay White(シメイ・ホワイト)
Chimay White(シメイ・ホワイト)
※正式名称はChimay Triple(シメイ・トリプル)
著者 みゃーこ

「Chimay White」を飲むと、淡いゴールドのビールからフルーティーで爽やかな香りが広がり、ほどよいコクと軽やかさが絶妙に調和しています。

赤に比べると爽やかさが前面に出ていて、トラピストビール初心者でもぐっと飲みやすい印象

くつろぎのひとときや、食事のお供にもぴったりの一杯です♪

オススメ度:★★★★☆(4.5/5)

Chimay Blue(シメイ・ブルー)も飲んでみた

Chimay Blue(シメイ・ブルー)
Chimay Blue(シメイ・ブルー)
※正式名称は Chimay Grande Réserve
著者 みゃーこ

深い銅色に注がれたビールは、グラスを傾けると豊かな香りがふわっと立ち上り、まるでベルギーの修道院でゆっくり時間が流れるような感覚に。

口に含むと、プラムやレーズンなどのドライフルーツの甘みと、ナツメグやクローブのスパイシーさが絶妙に調和して、リッチで複雑な味わいが広がります。

アルコール度数は9.0%と少し高めですが、まろやかで滑らかなのでぐっと飲みやすく、ゆっくり味わいながら楽しみたいビール。

濃厚だけど重すぎず、ビールの奥深さを堪能できる一杯です♪

オススメ度:★★★★★(5/5)

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Chimay(シメイ)の基本情報|種類、味の違いは?

Chimay Red(シメイ・レッド)
Chimay Red
(シメイ・レッド)
Chimay White(シメイ・ホワイト)
Chimay White
(シメイ・ホワイト)
Chimay Blue(シメイ・ホワイト)
Chimay Blue
(シメイ・ホワイト)
スクロールできます
赤(Red / Rouge)白(White / Triple)青(Blue / Grand Réserve)
ビールの種類トラピストエール
アルコール度数7.0%8.0%9.0%
原産国ベルギー
赤銅色(アンバー)ゴールドダークブラウン(深い褐色)
味わいマイルドで香ばしいアロマ
カラメルの甘みと酵母のスパイシーさ
フルーティーで軽やかな飲み口
コクとスパイスのバランスが絶妙
力強いアルコール感と深い味わい
フルーティーな香りとしっかりしたコク
特徴世界的に評価の高いビール
初めてのトラピストにもおすすめ
食事やリラックスタイムにぴったり重厚で熟成感あり
じっくり味わいたい一本

カラフルでスタイリッシュな
シメイビールの各種

Chimay(シメイ)ビールの各種
店頭に並ぶChimay(シメイ)ビールの各種

\ まずは飲み比べセットでトラピスト体験 /

著者 みゃーこ

シメイのゴールドは、軽やかで爽やかな口当たりとフルーティーな香りが特徴の、飲みやすいトラピストビールです。

苦みは控えめで、アルコール感も4.8%とシメイの中では低めで、ビール初心者や軽く楽しみたいときにぴったりです!

Chimay(シメイ)の誕生秘話

シメイビールの昔の醸造している様子
出典:Chimay公式サイト

シメイビールの歴史は、1862年にベルギー南部のスカウルモン修道院(Abbaye de Scourmont)で始まりました。この修道院は、静けさの中で祈りと労働に勤しむトラピスト修道士によって運営されています。ビール醸造は、修道院の財政を支え、地域社会に貢献するために始められました

修道士たちは伝統的な醸造方法を用い、天然素材のみを使用してビールを製造しました。長年の試行錯誤を経て、シメイビールはその品質の高さで知られるようになります。特に、1948年に開発された「シメイ酵母」は、現在でも全てのシメイビールの醸造に使用され、シメイならではの風味を生み出しています。

また、醸造の利益はすべて慈善活動や修道院の維持管理に使われており、シメイはビールの製造と販売を通じて社会貢献を続けています。

トラピストビールとは?

前述の通り、シメイは、トラピストビールとして認定されています。

トラピストビールとは、トラピスト修道院内で修道士たちが醸造するビールにのみ与えられる称号で、世界でわずか12の修道院だけがこの称号を持っています。

そもそも、「トラピスト」とは?

トラピスト(Trappist)とは、カトリックの修道会「厳律シトー会(Order of Cistercians of the Strict Observance)」に属する修道士や修道院を指します

この修道会は、祈りと労働、自己規律を重んじる厳格な生活スタイルを特徴とし、「修道院製品」として知られるビールやチーズの製造でも有名です。

トラピスト修道院は世界中にありますが、特にトラピストビールの醸造で知られる修道院は、ベルギーやオランダなど、主にヨーロッパに集中しています。

その名を名乗るには、厳しい条件を満たす必要があるため、「トラピストビール」は世界でもわずかしか存在しません。

トラピストビール」の三原則

シメイビールは、トラピストビールとして以下の厳格な基準を守っています。

  1. 修道院内またはその周辺で製造
    ビールやチーズの生産は修道院内で行われています。

  2. 修道士の監督
    全ての生産工程が修道士の監督下で行われます。

  3. 利益の社会貢献
    収益の大部分は慈善活動や地域支援、修道院の維持管理に使われています。

Chimay(シメイ)のラベルの秘密

Chimay(シメイ)のラベル
Chimay(シメイ)レッドのラベル

シメイのラベルデザインには、それぞれのビールの特徴が色で表されています。たとえば、シメイ・ブルーは深い青色で高級感を象徴し、熟成に適していることを示しています。一方、シメイ・レッドは赤色で、そのマイルドさや温かみのある味わいを表現シメイ・ホワイトは白色で、軽やかな飲み口と爽快感を連想させます

また、ラベルには「PERES TRAPPISTES」と書かれており、それは「トラピスト修道士たちが関わって製造している」という品質保証と伝統の象徴を示しています。

日本におけるChimay(シメイ)の位置づけ

日本でもシメイは、ベルギービールの中で高い人気を誇っています。特に、クラフトビールや輸入ビールに関心のある層から支持されており、専門店や一部のスーパー、オンラインショップで入手可能です。

また、近年の「おうち時間」の増加に伴い、シメイのような本格的なビールを自宅で楽しむ人も増えています。日本では「特別な日のビール」として親しまれることが多く、ギフトにもとても人気がありますよ。

\ グラス付きはプレゼントにも最適 /

Chimay(シメイ)の味わい方と料理とのペアリング

シメイビールをグラスに注ぐところ
出典:Chimay公式サイト

シメイビールは、適切な温度で楽しむことが重要です。特に、「シメイ・ブルー」や「シメイ・レッド」は10~12度程度に冷やすと、芳醇な香りと複雑な味わいが引き立ちます。一方、「シメイ・ホワイト」は8度前後で冷やすと、フレッシュな風味が際立ちます。

シメイはチーズとの相性が抜群です。特に、シメイの修道院で作られる「シメイチーズ」との組み合わせは、ビールの旨味とチーズの濃厚な味わいが絶妙にマッチします

また、煮込み料理やグリルした肉料理、ベルギーの伝統的なムール貝料理とも相性抜群です。

まとめ

Chimay(シメイ)は、トラピスト修道院で伝統を守りながら醸造される、世界でも特別なビールです。その複雑な味わいと深いコクは、一度飲めば忘れられない魅力があります。

また、それぞれの種類ごとに、レッドがまろやかで甘め、ホワイトが軽やかでフルーティー、ブルーが濃厚でコク深い、など味わいがはっきり違います。

次の特別な時間には、ぜひシメイビールを手に取ってみてくださいね♪

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