
Leffeは、独特な風味と豊かな香りをもつ、ベルギー生まれのエールビール。
800年近くもの長い歴史と伝統が詰まった、味わい深い一杯です!


Leffe Blondeも味わい深い♪



このビールを私が飲んだ感想は、香りが華やかで、ほんのり甘くてとても飲みやすいビール!
フルーツのような風味が口の中に広がって、苦味は控えめ。
コクがあるのに重すぎず、ゆっくり味わいたくなる一杯でした。
ビールにそんなに詳しくなくても、美味しさをしっかり感じられると思いますよ♪
オススメ度:★★★★★(5/5)
Leffe(レフ)の基本情報


出典:公式サイト
ビールの種類 | 例: Leffe Blond(ブロンド):ブロンドエール Leffe Brune(ブラウン):ダークエール |
---|---|
アルコール度数 | 6.6%/6.5% |
原産国 | ベルギー |
発売年 | 1240年 |
色 | ゴールド色/ブラウン色 |
味わい | フルーティーでホップの香りが豊か/リッチでコクのある甘み、ナッツ風味 |
特徴 | 軽やかで飲みやすく、爽やかなビール/深い味わいで飲み応えがある |
\ Leffeの伝統的な味は日本でも気軽に楽しめる /


ベルギーの修道院で誕生したLeffeは、その豊かな味わいと香りが特徴のアビー・ビールです。クリーミーな泡立ち、奥深いフレーバーが多くのビール愛好家を魅了しています。
アビー・ビール(Abbey Beer)とは?
アビー・ビールは、修道院の伝統を受け継いで作られるビールのことです。
もともとは修道院で醸造され、修道士たちがビールを作ることで自給自足していました。このビールは、修道院のスタイルや技術を大切にし、現代でもその伝統が守られています。
アビー・ビールの特徴
- 修道院の伝統
アビー・ビールは、修道院で作られたビールの伝統を受け継いでいます。中世から続く醸造技術が特徴です。 - 商業化
現代では、修道院に直接関係なくても、修道院のスタイルを守って作られたビールに「アビー・ビール」と名付けられます。 - 豊かな味わい
アビー・ビールは、フルボディでアルコール度数が高く、甘みやフルーティーな風味、スパイシーさなどが特徴です。
アビー・ビールとトラピストビールの違い
- アビー・ビール
修道院の伝統を守って作られますが、必ずしも修道院で作られるわけではなく、商業的に生産されることも多いです。 - トラピストビール
特定の修道院(トラピスト修道院)で作られるビールで、認証を受けた限られた修道院のみが醸造できます。


Leffe(レフ)のビールの種類


実はLeffe(レフ)には、さまざまな種類のビールがあります。
以下、公式サイトに基づくビールの種類とその特徴を表にまとめたものです。
ビール名 | 特徴 | 味わい・香り | 度数 | 相性の良い料理例 |
---|---|---|---|---|
Leffe Blonde | 明るくバランスの取れたブロンドエール | バニラやクローブの香り、甘みと苦味のバランス | 6.6% | チーズ、ホタテのソテー、クレームブリュレ |
Leffe Brune | ローストモルトの香ばしさが特徴のダークエール | ロースト香、クリーミーでほのかなカラメルの甘み | 6.5% | フムス、鶏肉、甘酸っぱい野菜料理、修道院チーズ |
Leffe Ruby | 赤い果実を使ったフルーティーで軽やかなビール | ラズベリーやイチゴの香り、甘く華やかな味わい | 5% | 白身魚、山羊チーズ、ハム、デザート、赤い果物 |
Leffe Triple | 瓶内二次発酵の濃厚なゴールデンエール | スパイシー&フルーティー、コリアンダーやオレンジの香り | 8.5% | チーズ、ロースト料理、ムール貝、白身肉、バター系デザート |
Leffe Rituel 9° | しっかりした苦味と深い余韻が特徴のゴールデンエール | バニラ・バナナ・クローブの香り、強めのコク | 9% | ステーキ、パテ、スモーク料理、タパス、チーズ |
Leffe Blonde 0,0% | ノンアルコールでLeffe Blondeの味わいを再現 | スパイシーな香りとフルーティーさ、バランスの良い味 | 0.0% | チーズ、ホタテのソテー、クレームブリュレ |
公式サイトへ 詳細は
この中で、日本で特に有名で流通量も多いLeffeのビールは、上の基本情報にも記載したLeffe Blonde(ブロンド)とBrune(ブラウン)となっています。
特にLeffe Blondeは、成城石井やカルディ、イオンの一部店舗、バーやレストランなどでも取り扱いがあり、入手しやすく「ベルギービールの入門」として紹介されることも多いですよ。



以下の項目で、二つのビールの特徴をもう少し詳しくご紹介しますね。
Leffe(レフ)の特徴と味わい方


Leffe Blonde(レフ・ブロンド)
Leffe Blondeは、ほんのりとした苦味を持つ本格的なブロンドアビー・ビールです。香りは花やスパイスのノートに加え、バニラやクローブの香りが漂います。味わいは強いモルトの香りから甘い苦味が引き出され、バニラやクローブと絶妙に調和しています。アルコール度数は6.6%で、飲用温度は5°Cが推奨されています。
Leffe Blondeは、シンプルな料理に風味を加え、揚げ物とも軽やかに合わせることができます。特にフライ料理と一緒に楽しむと、そのバランスが引き立ちます。
Leffe Brune(レフ・ブラウン)
一方、Leffe Bruneは深いダークブラウンの色合いを持つアビー・ビールです。ダークロースト麦芽を使用することで、独特の焙煎香とフルーティーさを兼ね備えています。柔らかくクリーミーな口当たりで、控えめな苦味と甘み、キャラメルの風味が感じられます。アルコール度数は6.5%、飲用温度は5°Cです。
Leffe Bruneは、豊かな風味を持つため、特に肉料理や豆類と相性が良く、料理の味を引き立てる一杯として楽しむことができます。
\ Leffeのブラウンはこちら /


Leffe(レフ)の誕生秘話


1240年、レフの聖職者たちがビールの醸造を始めました。
当時、ヨーロッパでは疫病が流行し、安全な飲料水が不足していました。ビールは醸造過程で水を沸騰させるため、微生物が死滅し、安全に飲める飲み物として広まりました。水の質は後に改善されましたが、ビールの醸造は今も続いています。
フランス革命後、宗教生活は一時的に停滞し、レフ修道院も18世紀初頭に何度か破壊されました。1902年にはフランスからノルベルト会の聖職者が修道院を再建し、1929年にはトンゲルロの修道院が火事で焼失。その聖職者たちはレフ修道院に避難しました。トンゲルロの修道院が再建された後、何人かの聖職者がレフに常駐するようになりました。
1952年、ニス修道院長と醸造家アルバート・ロートヴェトは、修道院のビール醸造の伝統を復活させることを決意。これにより、多様なLeffeビールが開発され、ビール愛好者に提供されるようになりました。
このように、レフ修道院は幾度もの困難に見舞われながらも、伝統を守り続けた結果、現在でも「Leffe(レフ)」の名でその味が引き継がれています。
またLeffeは現在、AB InBev(世界最大のビールメーカーで、複数の有名ブランドを傘下に持つグローバル企業)がその伝統を引き継ぎ、醸造されています。
Leffe(レフ)のラベルの秘密


Leffe(レフ)のラベルには、中世から続くその歴史と修道院ビールとしての伝統が込められています。
ラベルには、Leffeの起源であるノートルダム・ド・レフ修道院(ベルギー)が描かれています。これは、1240年に修道士たちがビール醸造を始めたことを示すもので、修道院ビール(アビィビール)としての誇りを表しています。 修道院のシンボル
ラベルのフォントや装飾は、中世ヨーロッパの雰囲気を感じさせるゴシック様式。歴史あるレフのクラシックな印象を強調しています。 ゴシック調のデザイン
レフには様々な種類があり、それぞれラベルの色が異なります。 カラーごとの違い
- ブロンド(Blonde):黄金色のビールに合わせたゴールドのラベル
- ブラウン(Brune):深いコクを表現するブラウンのラベル



レフのラベルは、そのビールの持つ個性と歴史を表現したデザインになっています。
飲むときにぜひじっくり眺めてみてくださいね♪
現在の日本におけるLeffe(レフ)の位置づけ
日本では、輸入ビールの中でも高い人気を誇るLeffe。多くのビール専門店やバーで取り扱いがあり、スーパーやネットショップでも手軽に入手できます。修道院ビールとしての特別な味わいが日本のビールファンにも支持され、特にクラフトビール愛好家から高い評価を得ています。
また、日本国内でもLeffe専用グラスが手に入る場所もあり、本格的な味わい方が広まっています。
\ Leffeのロゴ入りグラスも /


まとめ
Leffeは、長い歴史を誇るベルギーの修道院ビールとして、時代を超えて愛され続けています。高めのアルコール度数と、リッチなアロマとコクを併せ持ち、まさに「特別な一杯」として楽しむのにふさわしいビールです。
ベルギーの伝統と歴史を感じながら、ゆったりと味わいたいときにおすすめのビールなので、ぜひお試しくださいね♪