
Ottakringer(オッタクリンガー)は、オーストリア・ウィーン発の老舗ビールブランドで、創業は1837年に遡ります。
ウィーンの代表的な醸造所として、地域の人々に親しまれ、現在ではオーストリア国内外で愛されています!
ウィーン発のビールブランドは、実はあまり多くありません。ウィーンはオーストリアの文化や歴史の中心地として知られていますが、ビールの醸造が盛んな地域は、むしろウィーンの周辺やオーストリア全体に分布しています。
そんな中、オッタクリンガーはウィーンの代表的なビールブランドとして長い歴史を持ち、ウィーンの地元文化や風味を感じられるビールを提供している特別な存在なんです。



オッタクリンガーは地元のアイコン的な存在となり、ウィーンを代表するビールとして親しまれています。
オッタクリンガーを
実際に飲んでみた!


ウィーナーオリジナル
(Ottakringer Wiener Original)


(Ottakringer Helles)



私が上の二つのビールを飲んだ感想としては、”オッタクリンガー・へレスも美味しいけど、オリジナルの方が好き”です。
オリジナルは、しっかりとした麦の甘みとホップの香りがバランスよく調和していて、飲み始めから最後の一口まで楽しめます。
程よい苦味とフルーティーな後味が、まろやかで滑らかな飲み口を引き立て、何度でも飲みたくなるビール。軽さもありつつしっかりとした味わいがあるので、個人的にはこっちのほうが好きなんです。
一方、オッタクリンガー・へレスは、少しライトで爽やかさが際立つビールです。暑い日や食事の前に軽く楽しむにはぴったり。でも軽快で飲みやすい分、深みや奥行きがあまり感じられず、個人的にはオリジナルに比べると少し物足りなく感じます。
オリジナル オススメ度: ★★★★★(5/5)
へレス オススメ度: ★★★★☆(4/5)
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イベント参加レポートはOttakringer(オッタクリンガー)の基本情報


出典:公式サイト
ビールの種類 | ラガー(Wiener Original) |
---|---|
アルコール度数 | 5.3% |
原産国 | オーストリア |
創業年 | 1837年 |
色 | 黄金色 |
味わい | バランスの取れた麦の甘みとホップの苦味が調和 |
特徴 | ウィーンらしいバランスの取れたクラシックなラガー、飲みやすくてすっきり |
Ottakringerのビールのバリエーションには、クラシックなラガーやヘレスから、ユニークなフレーバーを持つビールまで豊富に揃っています。
主なラインナップには、オッタクリンガー・ウィーナーオリジナル、ヘレス以外にも、ピルス、ツヴィックルなどがあり、季節限定やフレーバー付きのラドラー(シトラス、スイカなど)もあります。
公式サイトへ(ドイツ語)
詳しくはOttakringer(オッタクリンガー)の醸造所のビールイベント
ウィーンの16区にあるオッタクリンガー醸造所では、とくに夏期にいくつかのイベントが開催されています。
- オッタクリンガー・ビア・フェスティバル(Ottakringer Bierfest)
毎年、ウィーンの夏に開催される大規模なビールフェスティバルです。オッタクリンガーの様々なビールを楽しむことができ、ビール愛好者や観光客が集まり、音楽や食事、エンターテイメントが一体となった盛り上がるイベントです。 - ビールツアーと試飲(Brewery Tours & Tastings)
醸造所を見学しながら、オッタクリンガーのビールがどのように作られるかを学べるツアーです。ツアーの最後には、醸造所で作られた様々な種類のビールを試飲できる機会も提供されています。 - 季節ごとの特別イベント
オッタクリンガーでは季節ごとに特別なイベントが開催されることもあります。



これらのイベントは、ビールの魅力を深く知ることができるだけでなく、ウィーンの文化を楽しむ良い機会にもなります。
オッタクリンガー醸造所でビールを愛する仲間と一緒に、特別なひとときを過ごしてくださいね♪
実際にオッタクリンガーの醸造所イベントに行ってきた!(2025年5月)


オッタクリンガー・タンクビア・タゲ 2025 (TankBierTage 2025) は、2025年4月30日から5月3日まで開催されたウィーンのオッタクリンガー醸造所でのビールイベントです。この期間中、ビールが醸造所のタンクから直接提供され、様々な種類のフレッシュな生ビールを楽しむことができました。
食事や音楽、アクティビティも豊富で、BBQやライブミュージック、子供向けの遊具も用意されています。
イベント情報:公式サイト(ドイツ語)



ビール愛好者や家族での参加にぴったりなイベントということで、家族で実際に行ってきました!
実際のイベントの様子、参加した感想は?










まず、オッタクリンガーの醸造所はウィーンの街中にあり、とてもアクセスしやすい場所でした。
ウィーン市内中心部から30分ほどでアクセス可能
また、このイベントは入場無料だったのも嬉しいポイント。
子どもも楽しめるように、ルーレットのゲームや大型のトランポリンがあり、ノンアルコールのジュースもあって我が家の子どもたちも大喜びでした。食べ物はハンバーガーやナゲット、ポテトなど、お祭り気分を味わえるメニューがたくさんあって大満足!
ビールの値段は良心的で、何より屋外で楽しむ樽生ビールの味はいつも以上に美味しく感じました。とくに赤のツヴィックルはフルーティーで新鮮、その美味しさには感動モノでした。
途中で急に大雨が降ってきて早めに帰ることになったのは残念!とはいえ、それでも十分楽しめたので、またぜひ行きたいと思います。



機会があれば、ぜひ皆さんも参加してみてくださいね♪
Ottakringer(オッタクリンガー)の誕生秘話
オッタクリンガー醸造所の歴史をまとめました。
1. 創業と初期の発展(1837年)
オッタクリンガーは、ウィーン郊外のオッタクリンガー地区(ウィーン16区)で、ハインリヒ・プランクによって創業されました。最初は小さな醸造所で、ウィーンの人々に親しまれるビールを作り始めました。この地域に住む人々にとって、オッタクリンガーはすぐに愛される存在となりました。
2. 19世紀後半の成長
19世紀後半、ウィーンでビールの需要が増える中、オッタクリンガーも急速に成長しました。ウィーンのビール文化が発展する中で、オッタクリンガーはその品質を維持しつつ、広く支持されるビールブランドとなりました。
3. 20世紀初頭の近代化
20世紀初め、オッタクリンガーは新しい技術を取り入れて醸造設備を近代化しました。これにより、ビールの品質がさらに向上し、効率的な生産が可能となりました。この時期に、生産量の増加とともにオッタクリンガーの名声も高まりました。
4. 第二次世界大戦と復興
第二次世界大戦中、オッタクリンガーは一時的に生産が停止しましたが、戦後すぐに再開し、復興を果たしました。その後は地域経済にも貢献し、ウィーンの代表的なビールブランドとして地位を確立しました。



現在まで、オッタクリンガーはウィーンで唯一の大手家族経営のビールメーカーとして、品質を守りながら革新を続けています。
公式サイトへ(ドイツ語)
詳しくはOttakringer(オッタクリンガー)のラベルの秘密


特徴① 伝統的なデザイン
オッタクリンガーのラベルデザインは、シンプルでありながらも、力強い存在感を持っています。ビールの本質である「伝統」を大切にしながらも、現代的な洗練さを感じさせるスタイルです。
特徴② 醸造所のアイコン
ラベルにはオッタクリンガー醸造所を象徴するアイコンが描かれています。このデザインは、ウィーンのビール文化とその長い歴史を尊重し、地域への誇りを表現しているようです。
日本でのOttakringer(オッタクリンガー)の位置づけ、日本でも買える?


こんなに魅力が詰まったオッタクリンガー(Ottakringer)ですが、残念ながら、日本での流通が限られており、入手は難しいと思います。
なのでオーストリアやウィーンを訪れた際に、スーパーで購入したり、オッタクリンガー醸造所で新鮮なビールを楽しんだり、現地のビアガーデンやレストランで味わうのがオススメです。
ウィーンではオッタクリンガーのビールが提供されている場所が多く、現地の食文化とともに楽しむことができます。とくにウィーンの伝統的なビアホールやビアガーデンでは、オッタクリンガーのビールをよく見かけますよ。



現地に旅行の際には、是非現地でオッタクリンガーのビールを味わって、その本場の味と文化を楽しんでくださいね。
\ オーストリアのビールを日本で試すなら /


Ottakringer(オッタクリンガー)の味わい方と料理とのペアリング


オッタクリンガー・ヘレスとピザ♪


ピザの脂っこさを打ち消すように爽やか
- オススメの飲み方
よく冷やして飲むのがオススメです。理想的な飲み頃は、4℃くらいです。この温度でビールのフレッシュでクリスピーな味わいを最大限に楽しむことができます。
- 相性の良い料理
オッタクリンガーのオリジナルもヘレスも、そのバランスの取れた味わいから、さまざまな料理と相性が良いです。
特に、軽めの肉料理やシーフード、サラダといった料理とのペアリングが抜群ですよ。


料理作り中のキッチンのお供にも最高!
まとめ
オッタクリンガーは、ウィーンの伝統を受け継ぎ、クラシックでありながら洗練されたビールです。オリジナルやヘレスなど、どれも飲みやすく食事との相性も良いビールなので、ぜひ現地に行かれた際は試してみてくださいね♪