ヨーロッパの甘いビール大集合!現地在住者が選ぶおすすめ9選


ヨーロッパのビールは美味しそうだけど、苦いビールは苦手。
甘くて飲みやすいビールってないのかな?



そんなあなたにぴったりなのが、ヨーロッパで親しまれている“甘めのビール”。
現地在住で様々なビールを日々研究している私が、実際に飲んで美味しかった甘口ビールをスタイル別に厳選してご紹介します♪
- 本記事の信憑性
当ブログの筆者はヨーロッパ在住、海外歴5年超。中東での“禁ビール生活”を経て出会った本場の一杯に心を奪われ、気づけば1,000本以上の現地ビールを飲んできました。
元法人営業の情報収集力と、3つのブログ・SNS運営で培った発信力を活かし、「ただの酒好きでは終わらない本気のビール愛」でリアルな情報をお届けします。
じっくりご覧いただけますと幸いです🙇♀️
ヨーロッパの甘いビアスタイルと、おすすめビール
ビアスタイルとは、「ビールの種類や特徴を分類したカテゴリー」のこと。ヨーロッパのビールには実に多彩なスタイルがあり、その中には甘みを感じやすいものも多数あるんですよ。
以下、甘口ビールの代表的なスタイルと、それぞれの味わいや特徴、おすすめビールまで解説します。
まずは一覧で!
ヨーロッパの甘いビアスタイル5つと、おすすめビール9選
ビアスタイル | ヴァイツェン | ホワイトビール | フルーツビール | ラドラー | <おまけ> ボック |
---|---|---|---|---|---|
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主な原産国 | ドイツ | ベルギー | ベルギー | ドイツ オーストリア | ドイツ |
特徴 | 小麦を使用 フルーティーでまろやか | コリアンダーやオレンジピールの香り 軽やかで爽やか | 果実の甘みと酸味が際立つ ジュース感覚で飲める | ビールとレモネードのブレンド 爽やかで甘酸っぱい | 濃厚で甘みのあるモルト感 キャラメルやチョコのような深み |
おすすめな人 | 苦味が苦手な人 ビール初心者 | 軽くて少しスパイシーな味を好む人 | 甘いもの好き カクテル感覚で楽しみたい人 | アルコール弱め さっぱり系が好きな人 | 濃厚好き 赤ワインのような味わいを求める人 |
おすすめ シーン | ブランチや軽食と一緒に | 暑い季節のリフレッシュに | 女子会やデザートと一緒に | 夏のアウトドアや運動後に | 寒い季節や肉料理とともに |
記事内リンク | 詳細へ | 詳細へ | 詳細へ | 詳細へ | 詳細へ |
おすすめ ビール | Paulaner、Weihenstephan | Hoegaarden White、Hoegaarden Rosée、Kronenbourg 1664 Blanc←オススメ | Lindemans Kriek、 Lindemans Framboise | Zillertal | Schneider Weisse Eisbock |



単に”甘いビール”と言っても、その味わいは様々なんですね!



そう!甘さの種類や感じ方は、ビールのスタイルや使われている原料、発酵の方法によって大きく変わります。
甘さは、単に「甘い」だけでなく、香りや風味の一部として楽しむ要素。ビールの個性を理解すると、飲み比べがさらに楽しくなりますよ♪
各ビアスタイルの詳細
① ヴァイツェン(Weizen)


ドイツ発祥の小麦ビールで、小麦麦芽を50%以上使用するのが特徴。酵母由来のバナナやクローブのようなフルーティーでスパイシーな香りがあり、まろやかでコクのある飲み口が楽しめます。
濃厚で、やわらかな甘みと豊かな風味が感じられる、飲みごたえのあるスタイルです。
② ホワイトビール(White Beer / Witbier)


ベルギー発祥の小麦ビールで、小麦に加え大麦麦芽も使われることが多い。コリアンダーやオレンジピールなどのスパイスや柑橘が加えられ、爽やかで軽やかな香りと味わいが特徴。
ヴァイツェンよりもさっぱりしていて、よりフレッシュな飲み口です。
- ヴァイツェンとホワイトビールの違いは?
-
ヴァイツェンは酵母のフルーティー&スパイシーさが主役で、まろやかで重厚感があるのに対し、
ホワイトビールはスパイスや柑橘の香りが強く爽やかで軽快な味わいが楽しめます。どちらも小麦ビールですが、産地の違いで使う原料や風味に特徴が出ているんです。
③ フルーツビール(Fruit Beer)


主にベルギーで造られるスタイルで、チェリーやラズベリーなどの果実を加えて発酵させます。甘みと酸味のバランスが良く、ジュースのような感覚で楽しめます。
甘いもの好きやお酒に慣れていない方、女子会やデザートタイムにぴったりです。
④ ラドラー(Radler)


ビールとレモネードや炭酸飲料を混ぜた、甘酸っぱく爽やかなビアカクテルです。アルコール度数は低めで、ごくごく飲みやすいのが特徴。
夏の暑い日や運動後のリフレッシュに最適で、アルコールに弱い人にもおすすめです。
⑤ ボック(Bock)


ドイツ伝統の濃色ビールで、モルトの甘みが強くキャラメルやチョコレートのような深い味わいがあります。アルコール度数も高めで、しっかりとした味わいを楽しみたい方に向いています。
冬の寒い夜や、肉料理と合わせるのがおすすめです。



ボックは、この5つのスタイルの中では重厚感があって、ちょっと通向き。
でも実は、ビールの奥深さに触れる入口としてもぴったりなスタイルです。
現地在住者おすすめ!甘いヨーロッパビール9選



気になるビールはリンクから詳細記事へ♪
現地で実際に飲んだレビューや、ビールの歴史、おすすめペアリングまで詳しく解説しています。
ヴァイツェン
1. Paulaner Weißbier(パウラナー ヴァイスビア)/ドイツ


飲みやすさ ★★★★☆
甘さ ★★★☆☆
南ドイツ・ミュンヘンを代表する老舗ブルワリーの王道ヴァイツェン。バランスが良く、初心者にも飲みやすい。
2. Weihenstephaner Hefe Weissbier(ヴァイエンシュテファン ヘフェヴァイスビア)/ドイツ


飲みやすさ ★★★★☆
甘さ ★★★☆☆
1040年創業、世界最古の醸造所として知られ、その小麦ビールは非常に評価が高い。
ホワイトビール
3. Hoegaarden White(ヒューガルテン・ホワイト)/ベルギー


飲みやすさ ★★★★★
甘さ ★★★☆☆
ホワイトビールの代表格。軽やかでほのかに甘く、オレンジピールとコリアンダーの香りが特徴。
4. Hoegaarden Rosée(ヒューガルテン・ロゼ)/ベルギー


飲みやすさ ★★★★★
甘さ ★★★★☆
ベリー果汁を加えたロゼビール。甘くてフルーティーで、お酒が苦手な人でも飲みやすい。
★著者のおすすめNo.1★
5. Kronenbourg 1664 Blanc(クローネンブルグ・ブラン)/フランス


飲みやすさ ★★★★☆
甘さ ★★★☆☆
柑橘系の香りが爽やかで、甘さとほろ苦さのバランスが絶妙。 味もボトルもオシャレすぎる白ビール。
フルーツビール
6. Lindemans Kriek(リンデマンス・クリーク)/ベルギー


飲みやすさ ★★★★☆
甘さ ★★★★★
チェリー果汁を加えたフルーツビール。しっかりとした甘みと爽やかな酸味があり、見た目もルビー色で美しい。
7. Lindemans Framboise(リンデマンス・フランボワーズ)/ベルギー


飲みやすさ ★★★★★
甘さ ★★★★★
ラズベリー果汁入りで、まるでベリースイーツのような1本。フルーツビール初心者にもぴったり。
ラドラー
8. Zillertal Radler(ツィラタール・ラドラー)/オーストリア


飲みやすさ ★★★★★
甘さ ★★★★☆
オーストリアのアルプス地域で造られるラドラー。
ボック
<おまけ>
9. Schneider Weisse Eisbock(シュナイダー・ヴァイセ・アイスボック)/ドイツ


飲みやすさ ★★☆☆☆
甘さ ★★★★☆
濃厚でかなり力強い味わいのヴァイツェン・アイスボック※、芳醇な香りと高アルコールが特徴。
※ ドイツ発祥の特別なビールスタイルで、ビールを部分的に凍らせて水分だけを取り除き、アルコールや風味を凝縮させたもの。
まとめ
ヨーロッパのビールは苦みが強いイメージがあるかもしれませんが、実は甘くて飲みやすいビアスタイルもたくさんあります!
小麦を使ったヴァイツェンやホワイトビールといったフルーティーなビールから、果実の香りが楽しめるフルーツビール、爽やかなラドラー、そして濃厚な甘みが特徴のボックまで、多彩な味わいが揃っていますよ。
自分の好みやシーンに合わせて選べるので、苦手意識がある方もぜひ気軽にチャレンジしてみてくださいね♪