
KASTEEL(カステール)は、ベルギー西部の小さな町で造られている、伝統と重厚感が魅力のビールブランド。
「KASTEEL=お城」の名の通り、インゲルムンスター城の敷地内で醸造されており、その存在感とラグジュアリーな味わいが特徴です!





ベルギー国内だけでなく、日本を含む世界中のビールファンからも注目されています。
今回は、KASTEELの中でも最初に誕生したビールであり、シリーズの中核を担うDonkel(ドンケル)という種類をご紹介しますね。
KASTEEL Donker
(カステール・ドンケル)





私がこのビールを飲んだ印象は、まるで「濃厚なデザート」を味わっているようでした!
グラスに注いだ瞬間からふわっと立ち上るチョコレートやカラメルの香り。色もほぼ黒に近い深いブラウンで、重厚感たっぷりです。
口に含むと、甘みとアルコールの温かみがじんわり広がってまるで液体スイーツみたい。そしてアルコール度数11%のパンチがなかなか強い!
個人的にはちょっと甘さと濃さが際立ちすぎて、飲み進めるのが大変でした。
でも、どっしり系ビールが好きな方や、チョコレートやチーズと合わせて“ちびちび楽しむ”には最高の一本だと思います♪
オススメ度:★★★☆☆(3/5)
KASTEEL Donker(カステール・ドンケル)の基本情報


ビールの種類 | ダークストロングエール |
---|---|
アルコール度数 | 11% |
原産国 | ベルギー |
色 | ダークブラウン |
味わい | チョコレート、プルーン、キャラメルのような甘さと深いコク |
特徴 | デザート感覚で楽しめる、濃厚で芳醇な味わいの甘いビール |
ちなみに、正しい発音はカステール。日本国内や英語圏などでは、キャスティールと表記されることも多いです。
\ 甘党ビール好きにおすすめ /


Kasteelビールの各種♪


柑橘系の香りの爽快なホワイトビールなどもあります。
KASTEEL(カステール)ビールの誕生秘話
Kasteelブルワリーは、ベルギーのワーケンでアマンデュス・ヴァンホンゼブルックが市長としての職務と並行してビール醸造を始めたことから始まりました。彼の息子エミールが1900年にインゲルムンスターで「シント・ジョセフ醸造所」を開設し、これがKasteelの礎となりました。
その後、エミールの息子たちのポールとアーネストがビールの輸出を拡大し、ポールの息子、ルクが父の意思を引き継いで酸味のある「バッカス」やランビックスタイルのビールを手掛けました。
1986年、ルクはインゲルムンスター城を購入し、Kasteelという名前のビールを誕生させました。このビールは、甘く複雑な味わいで、Kasteelブルワリーの新しい象徴となりました。
1989年、Kasteel Donkerが登場。このビールは、ほんのりとした甘みが感じられるパワフルなビールで、伝統を守りつつも新たな試みを取り入れた画期的なビールとしてKasteelブランドの基調を打ち立てました。
また、Kasteel Tripelも誕生。香り高くしっかりとしたアルコール感を持つこのビールは、Kasteelの革新的な精神を象徴する存在となりました。ルクの息子、ザビエがブルワリーを引き継いだ後も、Kasteelは伝統的なビール作りに加えて新しいスタイルを次々と生み出し、世界中で愛されています。
KASTEEL(カステール)ビールのラベルの秘密




Kasteelビールのラベルは、シンプルでクラシックなデザインが特徴で、落ち着いた色合いを基調としたラベルがビールの重厚感を伝えています。
また、ビールスタイルごとに異なる色合いが使用され、個性を視覚的に表現してくれています。
ラベルには「Kasteel」のブランド名やアルコール度数、ビールの種類(Donker、Tripelなど)が明記され、消費者にビールの特徴を分かりやすく伝えています。



Kasteelのシンプルながらもエレガントなデザインは、品質の高さを印象づけますね。
日本でのKASTEEL(カステール)ビールの位置付け
Kasteelは、日本のクラフトビール市場において高い評価を受けており、特にその品質と独自の風味でビール愛好者に支持されています。ベルギーの伝統的なビールスタイルを守りつつ、現代的なアプローチで新しいフレーバーを取り入れているため、日本でも特にクラフトビールファンに人気なんです。
特に、Kasteel DonkerやKasteel Tripelなどは、日本でのベルギービールの代表的な銘柄の一つとして位置付けられています。酒類専門店や輸入ビールの取り扱いが豊富なオンラインショップなどで手に入れることができ、日本でも少し特別なビールとして楽しむことができますよ。
\ 日本で取り扱いが多いのはこちら /





こちらのKasteel Tripel(トリプル)の特徴は、フルーティーで爽やかな味わいで、ドンケルに比べて軽やかです。
フルーツやホップの香りが楽しめて、より飲みやすいですよ。
KASTEEL(カステール)ビールの味わい方とペアリング
適温
- Donker: 12〜14℃くらいで、常温寄りが香り豊かに楽しめます
- Tripel: 8〜10℃で冷やして、キレの良さを引き立てて♪
相性の良い料理
料理ジャンル | 具体的な料理例 | 相性ポイント |
---|---|---|
肉料理 | ローストビーフ、ステーキ | Donkerの甘さとコクが、赤身肉と好相性 |
チーズ | ブリーチーズ、コンテ | Tripelの香りがチーズの旨みを引き立てる |
デザート | チョコレートケーキ、ドライフルーツ | Donkerの濃厚な甘さが絶妙にマッチ! |
まとめ
KASTEEL(カステール)は、ベルギーの伝統を受け継ぎつつ、洗練された味わいで世界中のビールファンを魅了するブランドです。
濃厚で贅沢なDonker、バランスのとれたTripel、どちらも個性が光る逸品。
「いつもと違うビールを楽しみたい」「特別な日にぴったりの一本を探している」そんなときにぜひ試してみてくださいね♪