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ヨーロッパビールがもっと美味しくなるグラスの選び方とおすすめ12選

ビールがもっと美味しくなるビールグラスの選び方とおすすめ12選
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ヨーロッパビール好きの洋子

ビールのグラスっていろいろあるけど、どれが何に合うのか分からない

普段、家で飲んでいるヨーロッパのビールがもっと美味しくなるグラスの選び方を知りたいな〜!

こんな疑問にお答えします!

この記事でわかること
  • グラスがビールの味わいに与える影響
  • 家でヨーロッパビールを楽しむときにおすすめのグラス選びのポイント
  • ビールグラス12種類とそれぞれの特徴
  • ヨーロッパの有名ビールの専用グラス

ビールを注ぐグラスを変えるだけで、香りや味わいが大きく変わるってご存知ですか?

ビールグラスには、形状・サイズ・材質の異なるものが豊富にあり、各グラスが異なるビールのスタイルに合わせて設計されています。

今日はヨーロッパビールに適したビールグラスについて、詳しく解説しますね。

著者:みゃーこ

ビールの美味しさを引き出すためには、グラスの選び方がとても重要なんですよ〜!


  • 本記事の信憑性
プロフィール画像

当ブログの筆者はヨーロッパ在住、海外歴5年超。中東での“禁ビール生活”を経て出会った本場の一杯に心を奪われ、気づけば1,000本以上の現地ビールを飲んできました。

元法人営業の情報収集力と、3つのブログ・SNS運営で培った発信力を活かし、「ただの酒好きでは終わらない本気のビール愛」でリアルな情報をお届けします。

じっくりご覧いただけますと幸いです🙇‍♀️

目次

グラスがヨーロッパビールの味わいに与える影響

様々なビールグラス

ビールグラスは、ビールの風味や飲み心地に以下のような影響を与えます。

  • アロマと香り
    ビールの香りは、グラスの形状や口の広さに大きく影響されます。特に、香りを閉じ込めやすいデザインは、ビールが持つ豊かな香りを存分に引き立て、飲む瞬間に華やかなアロマを感じさせてくれます。

  • 泡の形成と持続性
    泡立ちはグラスのデザインや素材によっても左右され、ビールの鮮度や炭酸の持続に影響を与えます。泡が長く持続すると、ビールの香りや爽快感がさらに引き立ち、ビールの味わいを楽しむ上での重要な要素となります。

  • 温度保持
    グラスの素材や厚みによって、ビールの温度を保つ能力も変わります。適温で保たれることで、ビールが最もおいしい温度帯を維持でき、適切な味わいを楽しむことができます。冷たさを長くキープできるステンレスグラスは、特に暑い日や屋外でのビールに適しています。

  • 飲み心地と味の広がり
    グラスの形状によってビールがどのように舌に当たるかが変わり、飲んだ際の味わい方にも影響が出ます。濃厚なビールやアルコール度数が高いものは特に、グラスの影響が感じられます。

これらの特性に基づいて、ビアスタイルやシチュエーションに合ったグラスを選ぶことで、ヨーロッパビールの風味を最大限に引き出し、さらに楽しむことができますよ。

著者:みゃーこ

ヨーロッパでは特にベルギー、ドイツ、オランダなど多くの国で、ビールはその銘柄専用のグラスで提供されるのが一般的です。

これは単なる見た目の問題ではなく、ビールの香りや味わい、泡立ちを最大限に引き出すための工夫でもあるんですね。

ヨーロッパビール好きの洋子

実際、私は以前ドイツのヴァイツェンビールを専用のグラスで飲んでみたんですが、その美味しさが一段と増した気がしました。

普通のグラスで飲んでいた時とは、泡の立ち方や香りの広がりが全然違って、まるでビールの味が変わったみたいでした!

ヨーロッパのビールをより楽しむためのグラス選びのポイント

ビールをより楽しむためのグラス選びのポイント
  • ビールのスタイルに合わせたグラスを選ぶ
    スタイルごとに適したグラスを使うと、ビールの特徴が引き立ちます。例えば、フルーティーなアロマが特徴のベルジャンエールにはチューリップグラスが適しています。

  • ビールの温度に注目
    グラスによっては冷たさを保持するものもあれば、温度の変化が速いものもあります。たとえば大容量で厚みのあるグラスはビールを冷たいまま楽しむのに適しています。

  • 泡の持ちと美しさを重視
    泡の持ちを考えるなら、ピルスナーグラスのように背の高い形状のものが適しています。見た目も美しく、炭酸を保つため、見た目と味わいの両方が楽しめます。
ヨーロッパビール好きの洋子

ビールをより美味しく飲むために、自分の好きなビールに合ったグラスを選びたいですね!

ここからは実際にどんなグラスがあるのか、見ていきましょう。

ヨーロッパビールにおすすめなグラス12種類と特徴

ビールグラスのイラスト
出典:ビールグラスの特集(楽天)
著者:みゃーこ

このイラストのように、ビールグラスは数多くの種類があり、それぞれに特徴や役割があります。

ここでは代表的なグラス12種類について説明しますね。

↓ビールグラスの名前をクリックすると詳細情報に飛びます。

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ビールグラス特徴メリットおすすめのビール
パイントグラス
(Pint Glass)
シンプルな円筒形で、カジュアルなビール向け耐久性が高く、軽くて扱いやすいアメリカン・ペールエール、IPA、ラガー
ピルスナーグラス
(Pilsner Glass)
スリムで背が高く、黄金色と泡を美しく見せる炭酸が持続し、すっきりしたビールに最適ピルスナー、ラガー、ライトビール
チューリップグラス
(Tulip Glass)
広がった縁と丸いボウルが香りを閉じ込める強いアロマが感じられ、フルーティーなビールに合うベルジャンエール、IPA、スタウト
ワイングラス
(Wine Glass)
香りを際立たせるワイングラス形状温度を感じやすく、複雑な風味を楽しむのに最適サワーエール、ランビック、スパークリングエール
シュタイングラス
(Stein Glass)
取っ手付きで重厚、大容量で丈夫冷たさを長く保持し、ドイツビールの伝統的な飲み方に適しているドイツビール全般、特にラガーやメルツェンビール
IPAグラス
(IPA Glass)
チューリップのような丸みがありIPA向けに設計ホップの香りを引き立たせ、複雑な風味を楽しめるインディア・ペール・エール (IPA)、ペールエール
タンブラーグラス
(Tumbler Glass)
広口で直線的な万能グラス冷たさが持続しやすく、日常使いに最適ラガー、ペールエール、クラフトビール
ヴァイツェングラス
(Weizen Glass)
背が高く広がった形で、ヴァイツェン向け泡立ちが良く、小麦の香りを引き立たせるヴァイツェン、ヘーフェヴァイツェン
フルートグラス
(Flute Glass)
細長く、泡立ちをキープするデザイン軽い飲み口のビールに最適、炭酸が持続ランビック、サワービール、ピルスナー
ゴブレット
(Goblet)
広い口と短い脚で、濃厚なビールに向くリッチな味わいが楽しめ、持ちやすいベルジャン・ダブル、トリプル、バーレーワイン
ステンレスグラス
(Stainless Glass)
金属製で耐久性があり、アウトドアに最適冷たさを長く保ち、割れにくいラガー、ピルスナー、どんなビールにも対応
普通のグラス
(Standard Glass)
家庭で普及している一般的なグラス手軽に使え、日常の食卓に馴染むラガー、ペールエール、ライトビール

それぞれのグラスの詳細

1. パイントグラス (Pint Glass)

  • 特徴:シンプルな円筒形のデザインが特徴で、アメリカン・ペールエールやIPAなどカジュアルなビールによく使われます。
  • メリット:耐久性が高く、洗いやすいのが特徴。軽くて扱いやすいため、普段使いに最適です。
  • おすすめのビール:アメリカン・ペールエール、IPA、ラガー

2. ピルスナーグラス (Pilsner Glass)

  • 特徴:スリムで背の高い形状により、ビールの黄金色と泡を美しく見せるデザインです。
  • メリット:炭酸が持続しやすく、ビールの鮮度を楽しむのに最適。すっきりした味わいのビールにぴったりです。
  • おすすめのビール:ピルスナー、ラガー、ライトビール

3. チューリップグラス (Tulip Glass)

  • 特徴:広がった縁と丸いボウルの形状が特徴で、香りを閉じ込める役割を持ちます。
  • メリット:強いアロマを持つビールに最適で、香りが豊かに感じられるため、特にエールやフルーティーなビールに合います。
  • おすすめのビール:ベルジャンエール、IPA、スタウト

4. ワイングラス (Wine Glass)

  • 特徴:通常のワイングラスのような形状で、香りを際立たせたいビールに向いています。
  • メリット:ビールの温度を感じやすい手持ち部分があり、香りを存分に楽しめる設計です。複雑な風味を持つビールを楽しむ際におすすめ。
  • おすすめのビール:サワーエール、ランビック、スパーリングエール

5. シュタイングラス (Stein Glass)

  • 特徴:ドイツで広く使用される、取っ手付きの重厚なグラスです。大容量で丈夫な作りが特徴。
  • メリット:耐久性が高く、冷たさを長く保持します。ドイツビールの伝統的な飲み方としても愛されています。
  • おすすめのビール:ドイツビール全般、特にラガーやメルツェンビール

6. IPAグラス (IPA Glass)

  • 特徴:チューリップのような丸みを持ち、細長い形状で、IPAの豊かな香りを際立たせるデザインです。
  • メリット:香りがグラスの縁から立ち上がり、IPA特有のアロマが楽しめます。複雑なホップの風味を存分に引き出します。
  • おすすめのビール:インディア・ペール・エール (IPA)、ペールエール

7. タンブラーグラス (Tumbler Glass)

  • 特徴:広口で直線的なデザインが特徴で、様々なスタイルのビールに対応可能な万能グラス。
  • メリット:冷たさが持続しやすく、日常使いに適しています。扱いやすく、洗いやすいのも魅力です。
  • おすすめのビール:ラガー、ペールエール、クラフトビール
パイントグラスとタンブラーグラスって何が違うの?

見た目が似ているタンブラーグラスとパイントグラスですが、大きな違いは容量と用途にあります。

・パイントグラスは通常約568ml(英パイント)や473ml(米パイント)と大きめで、ビールをたっぷり注げる
・タンブラーグラスは容量がまちまちで、ジュースや水など幅広い飲み物に使える汎用グラス

8. ヴァイツェングラス (Weizen Glass)

  • 特徴:ヴァイツェンビール専用のグラスで、背が高く広がった形状が特徴です。
  • メリット:泡立ちが良く、ヴァイツェンの小麦の香りが引き立つため、小麦ビールの特徴を最大限に楽しめます。
  • おすすめのビール:ヴァイツェン、ヘーフェヴァイツェン

9. フルートグラス (Flute Glass)

  • 特徴:シャンパンフルートのように細長く、泡が立ちやすいデザインです。
  • メリット:炭酸が持続しやすいため、爽やかな風味を楽しむビールに最適です。軽い飲み口のビールと好相性。
  • おすすめのビール:ランビック、サワービール、ピルスナー

10. ゴブレット (Goblet)

  • 特徴:大きく開いた口と短いステム(脚)が特徴のゴブレットは、濃厚なビールに適しています。
  • メリット:濃厚でアルコール度数が高いビールに合わせると、リッチな味わいを楽しめます。持ちやすく、重厚感があります。
  • おすすめのビール:ベルジャン・ダブル、トリプル、バーレーワイン

11. ステンレスグラス (Stainless Glass)

  • 特徴:金属製で、耐久性が高く、アウトドアにも最適なグラスです。
  • メリット:軽量で割れにくく、冷たさを長くキープします。キャンプやバーベキューなど、外でビールを楽しむ際に便利。
  • おすすめのビール:ラガー、ピルスナー、どんなビールにも使用可能

12. 普通のグラス (Standard Glass)

  • 特徴:家庭で普及している一般的なグラスで、ビールスタイルを問わず使えます。
  • メリット:手軽に使えて日常の食卓に馴染むので、ビールを気軽に楽しむには十分。ビール専用でなくても、普通のグラスでも美味しく飲めます。
  • おすすめのビール:ラガー、ペールエール、ライトビール

ヨーロッパの有名ビールは「専用グラス」でさらに美味しくなる!

前述の通り、ヨーロッパのビールには、それぞれの銘柄に合わせた専用グラスが用意されていることも多いです。

実は、こうしたグラスは日本でもAmazonや楽天などの大手通販サイトで手軽に購入できるんです。

著者:みゃーこ

専用グラスがあるだけで、自宅でもまるで現地のビアホールにいるような気分になれますよ。

見た目の美しさだけでなく、ビールの味わい方そのものが変わるので、ビール好きにはぜひ揃えてほしいアイテムです♪

ドイツビールの専用グラス

エルディンガー(Erdinger)
 → 美しいロゴ入り、クラシックなスタイルで安定感も◎。

パウラナー(Paulaner)
 → ロゴが映えるデザイン性の高いグラス。

シュナイダー・ヴァイセ(Schneider Weisse)
 → 老舗ならではの重厚感と気品あるデザイン。

ベルギービールの専用グラス

ロシュフォール(Rochefort)
 → 豊かなアロマと重厚なコクを引き出すゴブレット。

デュベル(Duvel)
 → 強めの炭酸を引き立てる丸みのあるフォルム。

シメイ(Chimay)
 → 世界中のトラピストファンの定番グラス。

レフ(Leffe)
 → 教会のステンドグラス風ロゴが美しい一品。

オルヴァル(Orval)
 → トラピストビールらしい独特な形状。

チェコ・オーストリアのビールグラス

ピルスナー・ウルケル(Pilsner Urquell)
 → 重厚なハンドル付きマグで、ラガーの味をしっかり味わえる。

ゲッサー(Gösser)
 → メルツェンやピルスナーを問わず映えるスタイル。

アイルランドのビールグラス

ギネス(Guinness)
 → クリーミーな泡と黒ビールの滑らかさを引き立てる一品。

まとめ

この記事では、ヨーロッパビールを楽しむときにおすすめな各ビールグラスの特徴やよく合うビールスタイルについてご紹介しました。ビールグラスの種類で悩んでいた方も、これでお気に入りのグラスを見つけて、ビールの新たな楽しみ方に出会えることでしょう。

ビールグラスの選択を工夫して、自宅でも本格的なヨーロッパビール体験を楽しんでくださいね♪

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