
Lindemans KRIEK(リンデマンス・クリーク)は、ベルギーの有名なランビック※ビール醸造所「リンデマンズ」で作られるフルーツビールの一つです。
なんと、ビールなのに甘酸っぱさと鮮烈なチェリーの香りが楽しめる一杯なんです!
※ランビックは、野生酵母によって自然発酵させたビールのスタイルで、その酸味とフルーティーな風味が特徴です。
(詳しくは後述します。)
グラスに注ぐ前


1本で6ユーロ(=約1,000円)くらいしただけあって
高級感のあるボトル!?
グラスに注いだ後


炭酸ブドウジュースのような色合い



私がこのビールを飲んだ感想は、まるで炭酸ジュースを飲んでいるかのよう…!チェリーの甘酸っぱさが爽やかで、シュワシュワとした炭酸が弾ける心地よさがあり、飲みやすさ抜群です。
見た目も味も可愛く、度数も低い。苦味が苦手な方や女性にもオススメしやすい一杯です!
ですが、私の住む国では価格が約6ユーロだったという点では少し微妙かもしれません。フルーツビールとしては美味しく、何杯でも楽しめそうな一杯ではあるものの、価格に見合った価値を感じるかどうかは、好みによりそうです。
オススメ度: ★★★★☆(4/5)
ただし純粋なビール好きには: ★★☆☆☆(2/5)
Lindemans KRIEK(リンデマンス・クリーク)の基本情報


出典:公式サイト
ビールの種類 | ランビック(フルーツビール) |
---|---|
アルコール度数 | 3.5 % |
原産国 | ベルギー |
発売年 | 1979年 |
色 | 赤色(チェリー) |
味わい | 甘酸っぱく、フルーツ感たっぷりで軽やか |
特徴 | フルーツビールならではの爽やかさと深みを感じられる |
\ リンデマンス・クリークは日本でも気軽に試せます /


Lindemans(リンデマンス)の他のフレーバー/味
Lindemansは、KRIEK以外にもさまざまなフルーツビールを展開しています。例えば、フランボワーズ(ラズベリー)を使用したビールや、カシス、りんご風味などもあります。
それぞれのビールごとに使われたフルーツの風味がしっかりと活かされていて、爽やかでフルーティーな味わいを楽しめますよ。


公式サイトへ(英語)
詳しくはそもそもランビックビールとは?
ランビック(Lambic)は、ベルギーの伝統的なビールの一種で、特にブリュッセルやその周辺地域で作られている、自然発酵によるビールのスタイルです。ランビックはその独特な発酵方法が特徴で、他のビールとは一線を画しています。
ランビックの特徴
- 自然発酵
ランビックは、野生酵母や自然酵母(空気中や植物の表面、土壌、果実などに自然に存在している酵母)を使用して発酵させるため、とても個性的な風味が生まれます。ブレタノマイセスやサッカロミセスといった自然酵母が発酵を引き起こします。 - 長期発酵
ランビックビールは、他のビールよりも長い発酵期間を要することが特徴です。この長期発酵によって、独特の酸味や複雑な風味が生まれ、他のビールとは一線を画すユニークな味わいを楽しむことができます。 - 酸味
他のビールが一般的に甘みを持っているのに対し、ランビックは発酵が進むにつれて酸味が強くなることも特徴的です。この酸味は発酵過程で生じるもので、ビールによっては非常にフルーティーな味わいを感じることもあります。
ランビックの種類
- グーズ(Gueuze)
グーズは複数のランビックをブレンドし、瓶内で再発酵させたものです。若いランビックと古いランビックを混ぜ合わせることで、フルーティーで酸味のある、炭酸が豊かなビールが完成します。
- フルーツランビック(Fruit Lambic)
ランビックにフルーツを加えて発酵させたものです。代表的なものにはチェリーを加えた「クリーク(Kriek)」や、ラズベリーを加えた「フランボワーズ(Framboise)」があります。フルーツの甘酸っぱさがビールに加わることで、さらに特徴的な味わいが生まれます。
- スタンダードランビック
通常のランビックはフルーツや他の成分を加えず、シンプルな自然発酵の味わいを楽しむことができます。酸味や風味が豊かで、他のビールとは異なる風味を持っています。



とにもかくにもランビックは、自然発酵を利用したユニークなビール。
他のビールと比べて味わいが独特で、ベルギーのビール文化の中でも特に歴史と伝統を重んじた存在となっています。
Lindemans KRIEK(リンデマンス・クリーク)の誕生秘話
Lindemans(リンデマンス)の誕生秘話は、1822年にさかのぼります。最初は農業と並行してランビックビールの醸造が始まりました。ジョース・フランス・リンデマンスと妻フランシスカ・ジョジーナ・ヴァンダースミッセンは、ベルギー・フレゼンベークで農場を運営し、ビール作りを続けました。リンデマンス家は代々ビールを醸造し、1950年代後半にはビール専門の醸造所として本格的にビジネスを展開しました。
1970年代にアメリカの輸入業者チャールズ・フィンケルと出会ったことで、リンデマンズのフルーツビールは革命的な転機を迎えました。フィンケルの助言で、リンデマンスは「オールド・クリーク」(現在のクリークの前身)をアメリカに輸出することになりました。しかし、波の揺れが発酵を再活性化させ、輸送中にコルクが飛び出すという事態が発生。この出来事から、リンデマンスは「クリーク」を作る新たな方法を開発しました。新しい製法では、新鮮で濃縮していない、無糖のチェリー抽出液を使用し、1年以上熟成されたランビックとブレンドして、3日間のマセレーション(果実を液体と一緒に漬け込むこと)と低温殺菌を行います。これにより、コルクが飛び出すことなく、安定した製品を提供できるようになりました。
この方法により、Lindemans Kriekは以前の「オールド・クリーク」とは異なり、より甘くフルーティーな味わいが特徴となり、世界中で大成功を収めました。
現在では、Lindemans Kriekはフルーツビールの代表的な存在となっています。
公式サイトへ(英語)
詳しくはLindemans KRIEK(リンデマンス・クリーク)のラベルの秘密


表面


裏面
特徴1. クラシックで魅力的なデザイン
Lindemans Kriekのラベルでとくに目を引くのは、ビールの特徴的なフルーツが強調されていることです。クリークビールは、チェリーの味が主役となるため、ラベルにチェリーが描かれています🍒。
ラベルデザインはその風味を視覚的に表現し、消費者にそのビールの特徴を一目で伝えてくれます。
特徴2. 色の使い方
ラベルに使われている色は、ビールの風味や素材と密接に関連しています。リンデマンス・クリークのラベルには、深紅が使われており、これはチェリーの鮮やかな色を反映しています。この色合いは、ビールのフルーティーで甘酸っぱい味わいを象徴しており、視覚的にも「チェリー感」を強調しています。
特徴3. 歴史と伝統
ラベルには「1822年」の年号を使うことで、リンデマンスがその創業から続く長い歴史に裏打ちされた信頼と品質を消費者に伝えています。この年号があることで、ビールを手に取った消費者は、伝統的な醸造方法に基づいた品質の高さと長年の経験を感じることができます。
日本でのLindemans KRIEK(リンデマンス・クリーク)の位置づけ
Lindemans KRIEKは、日本でも比較的手に入りやすいフルーツビールの一つです。オンラインショップや輸入ビール専門店で見かけることが多く、ベルギーのフルーツビールを手軽に楽しみたい方にオススメです!
\ リンデマンスのフルーツビールを飲み比べよう /


Lindemans KRIEK(リンデマンス・クリーク)の味わい方と料理とのペアリング
- オススメの飲み方
Lindemans KRIEKは冷やして飲むのがオススメです。理想的な飲み頃は、2~3℃。冷やすことでフルーツの香りと爽やかな酸味がより引き立ちます。
- 相性の良い料理
公式サイトによると、よく合う料理は以下の3つの記載があります。
- パンとカッテージチーズとハーブ
- テリーヌ
- カルボナード・フラマンデ(伝統的なフランダース地方のシチュー)
Lindemans KRIEKは、フルーツの風味が豊かで甘酸っぱいので、軽い前菜やデザートとの相性も良いです。例えば、チーズ(特にゴルゴンゾーラやブルーチーズ)、フルーツタルトなどと一緒に楽しむのもオススメです。
まとめ
Lindemans KRIEKは、チェリーの風味が豊かで、軽やかで飲みやすいランビックビールです。ベルギーの伝統的なビール製法を活かしたフルーツビールとして、初心者にもおすすめ。食前酒や軽い料理との相性も抜群なので、ぜひ一度試してみてくださいね♪