ビールの原料「酵母」って何?初心者でもわかる酵母の役割と種類

ビールの原料「酵母」って何?初心者でもわかる酵母の役割と種類
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ヨーロッパビール好きの洋子

ビールの原料で聞く「酵母」って何?

なんのためにビールに使うの?

ビールを飲むとき、「酵母」という言葉を聞いたことありますか?実は、この酵母こそがビールを作り上げる大切な役割を担っているんです。

でも、酵母って何?イメージつかない。そんな疑問を解決するために、今日は酵母の役割や種類、またその健康への効果などについてわかりやすく解説します!

ビールの基本からもっと詳しく知りたい方は以下の記事からどうぞ

目次

酵母って何をしているの?

酵母の正体は小さな微生物で、ビールを作る過程で重要な仕事をしています。

酵母の仕事は主に「発酵」と呼ばれるプロセスです。発酵というのは、酵母が麦芽に含まれる「糖」を食べて、アルコールと二酸化炭素を作り出すこと。

アルコールはビールの「お酒」としての部分、二酸化炭素はビールの「泡」や「炭酸」を作る元になるんです。

ヨーロッパビール好きの洋子

簡単に言うと、酵母はビールに「アルコール」と「泡」を作り出す魔法のような存在なんですね!

酵母が作り出すのはアルコールと泡だけじゃない!

酵母が作るのは、それだけではありません。発酵中に、酵母がいろんな「香り成分」や「味わい成分」も作ってくれるんです。これが、ビールの風味や香りに大きな影響を与えます。

例えば、フルーティーな香りやスパイシーな味わいが欲しいときは、以下に説明する特定の酵母を使うことでその風味が引き出せるんです。だからこそ、同じビールの種類でも、酵母が違うと味わいがガラッと変わることがあります。

酵母には大きく分けて2つの種類がある

ビールに使われる酵母には、実は2つの大きな種類があります。

  • エール酵母(上面発酵酵母)

    エール酵母は、比較的温かい温度(15〜24℃)で発酵を行います。この酵母を使うと、フルーティーで香り豊かなビールができるんです。例えば、IPA(インディア・ペール・エール)やスタウトなどがこのタイプです。ちょっと風味が強く、個性的なビールになります。

  • ラガー酵母(下面発酵酵母)

    ラガー酵母は、低めの温度(7〜13℃)でゆっくり発酵します。これによって、ビールがすっきりとして、飲みやすくなるんです。ピルスナーやメルツェンなどのビールがこの酵母を使って作られます。軽やかで爽やかな味わいが特徴です。

この2種類の酵母が使われることで、ビールの種類ごとに全く違う味わいや香りが楽しめるんですよ。

著者:みゃーこ

大手ビールメーカーは、主にラガー酵母を使用していることが多いです。これは、ラガータイプのビール(ピルスナーやヘレスなど)が市場で非常に人気が高いためです。

一方で、エールビールやクラフトビールの需要が増えている中で、エール酵母を使用したビールも増えてきていますが、大手メーカーではラガー酵母が圧倒的に多く使用されています。

酵母の形状の種類

酵母には、形状や性質にもいくつかの種類があります。それぞれがビールの発酵に与える影響が異なり、使い方によってビールの風味や性質が変わるんです。酵母の形状について、主要な種類を紹介します。

1. 乾燥酵母

乾燥酵母は、ビール醸造でよく使われるタイプの酵母です。名前の通り、酵母が乾燥されてパウダー状になっています。乾燥酵母は長期保存ができ、使用する前に水に溶かすだけで簡単に使えます。特に家庭用醸造や自家製ビールを作るときに便利です。

特徴

  • 長期間保存できる
  • 使用が簡単で取り扱いやすい
  • 風味は一般的に安定しており、管理しやすい

2. 液体酵母

液体酵母は、新鮮な状態で液体のまま提供される酵母です。液体酵母は、通常よりもフレッシュで活発な酵母が多いため、風味に対してより強い影響を与えることができます。特にプロフェッショナルな醸造家が使用することが多いですが、自家製ビールを作る人にも人気です。

特徴

  • 新鮮で活発な酵母が多い
  • より複雑で豊かな風味を作り出す
  • 保存が難しく、冷蔵庫で保管する必要がある

3. フローズン酵母(冷凍酵母)

フローズン酵母は冷凍状態で保存される酵母です。酵母は冷凍すると活動が停止しますが、必要なときに解凍して使うことができます。このタイプの酵母は、比較的新しい醸造技術で使われることが多く、長期間保存できる利点があります。

特徴

  • 長期間保存できる
  • 必要なときに解凍して使用する
  • 新鮮な酵母と同じように活発に働く
著者:みゃーこ

大手のビールメーカーでは、効率的な製造プロセスを重視しているため、酵母の種類としては乾燥酵母(ドライイースト)や液体酵母を使用することが多いです。

乾燥酵母は保存が効き、取り扱いが簡単なので大量生産に向いています。液体酵母は、新鮮で活発な酵母が多く、フレッシュな風味が強調されるため、特定のビールスタイルに合わせて使われることがあります。

ビールの酵母とパン作りで使うイーストは別物?

ビールの酵母とパンのイーストは、基本的には同じ酵母という微生物で、共通する成分も多いですが、完全に同じではありません。

共通する成分

  • 酵母細胞
    どちらも酵母菌(Saccharomyces cerevisiaeなど)が使われており、発酵によって糖を分解し、二酸化炭素とアルコールを生成します。

  • ビタミンB群やアミノ酸
    両者はビタミンB群(特にB1、B2、B6、B12)やアミノ酸を含んでいます。

違う点

  • 風味や香り
    ビールの酵母はビール特有の香りや風味を作り出すため、より複雑で特徴的な成分を含んでいることがあります。一方、パンのイーストは香りが控えめで、主に膨らませる役割に特化しています。

  • 用途による違い
    パン用のイーストは、主にパン生地を膨らませるための効果を重視しているため、発酵速度や生成する二酸化炭素の量がビール用とは異なります。
著者:みゃーこ

結論、成分的にはかなり似ている部分が多いですが、ビールの酵母は風味や香りの生成に特化している点で、パンのイーストとは少し違う特性を持っています

酵母の選び方がビールの個性を決める!

どの酵母を使うかによって、ビールの味や香りは大きく変わります。例えば、エール酵母を使うとフルーティーで香りが強くなり、ラガー酵母を使うとスッキリとしてクリーンな味わいになります。

さらに、酵母の選び方は、醸造家が「どんなビールを作りたいか?」を決める重要なポイント。自分の好きな味や香りを求めて、酵母を使い分けることができるんです。

家でビールを作る時の酵母の選び方

もし、自分でビールを作りたいと思っているなら、酵母の選び方はとっても大事です。ホームブルーイング(自家製ビール)をしている人たちは、自分の好みやビールの種類に合わせて酵母を選びます。

例えば、フルーティーな香りのエールビールを作りたいならエール酵母を、すっきりとしたピルスナーを作りたいならラガー酵母を選ぶ、といった感じです。

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ビール酵母は健康にも良い!

ビール酵母は、ビール作りの過程で使われる酵母ですが、実は健康にも良いとされています。ビール酵母は、栄養が豊富で、体に良い成分がたくさん含まれています。

酵母の効果① ビタミンB群が豊富

ビール酵母は、ビタミンB群(特にB1、B2、B6、B12)をたっぷり含んでいます。ビタミンB群はエネルギーの代謝をサポートし、元気に過ごすために大切な栄養素です。

酵母の効果② 肌や髪の健康に良い

ビール酵母に含まれるビタミンやミネラルは、肌や髪を健康に保つためにも役立ちます。美肌や艶のある髪を維持したい方にオススメです。

酵母の効果③ 消化をサポート

ビール酵母には、腸内環境を整える働きがあるとされています。良い腸内環境は、健康にとって大切です。

酵母の効果④ 免疫力のサポート

ビール酵母は、体の免疫機能をサポートするのにも役立つ成分を含んでいます。元気に過ごすために重要な役割を果たすと考えられています。

酵母の効果⑤ エネルギー補給

ビール酵母は、良質なタンパク質やアミノ酸も含んでおり、日々のエネルギー補給にも役立ちます。

ヨーロッパビール好きの洋子

ビール酵母は、ビールの製造だけでなく、日常的に健康をサポートしてくれる栄養素がたくさん含まれています

自家製ビールを作っている方はもちろん、健康を意識して取り入れたい方にもぴったりの食品ですね!

著者:みゃーこ

ビール酵母には、タブレットや粉末タイプがあって、手軽に摂ることができますよ。

粉末タイプは、ヨーグルトやスムージーに混ぜて摂取するとよいでしょう。

ビールを飲むことでも健康への効果はあるの?

ビール酵母は確かに健康に良い栄養素を含んでいますが、ビールを飲むことでその健康効果が十分に得られるかどうかは少し異なります。

ビール酵母自体はビタミンB群やアミノ酸、ミネラルが豊富ですが、ビールを飲んでもそのすべてを効率よく摂取することは難しいです。ビールに含まれる酵母は発酵の過程で一部が沈殿してしまうため、酵母が多く含まれるビールを飲むとしても、その量はかなり限られます

また、ビールにはアルコールが含まれているため、摂取量に注意が必要です。過度に飲むことで、アルコールの健康への影響が強くなり、ビール酵母の健康効果が打ち消される可能性もあります。

もしビール酵母の健康効果をしっかりと得たい場合は、ビール自体を飲むよりも、サプリメントとして摂取する方が効率的です。ビール酵母をサプリメントや粉末で摂ることで、必要な栄養素を直接摂取できます。

著者:みゃーこ

結論、ビールを飲むことでビール酵母の健康効果を得るのは難しいですが、適量のビールを楽しみながら必要に応じてサプリメントで酵母を補うことが健康に良い方と言えるでしょう!

まとめ

ビール酵母はビールの発酵を担当し、アルコールや泡だけでなく、風味や香りを生み出す重要な役割を果たします。酵母にはエール酵母とラガー酵母の2種類があり、ビールの味わいや香りを大きく変えるため、酵母選びは非常に重要です。

また、ビール酵母は健康にも良い成分が豊富で、ビタミンB群やミネラルが含まれており、腸内環境やエネルギー補給に役立ちます。

次回ビールを飲むときは、酵母のことを少しだけ意識してみると、さらにビールの楽しみ方が広がりますよ!

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